NECとIntelの8086のマイクロプロセッサーの著作権をめぐる訴訟

Contreras,Jorge, Laura Handley and Terrence Yang (1990) “NEC v. INTEL : Breaking New Ground in the Law of Copyright,” Harvard Journal of Law & Technology, Volume 3, Spring Issue, 1990
http://jolt.law.harvard.edu/articles/pdf/v03/03HarvJLTech209.pdf
マイクロプロセッサーのマイクロコードの著作権をめぐるNECとIntelの裁判における1989年の判決 NEC Corp. & NEC Electronics, Inc. v. Intel Corp., No. C-84-20799, 1989 WL 67434に関する論文。
同論文によると、 それ以前の判決 NEC Corp. v. Intel Corp., 645 F. Supp. 590 (N.D. Cal. 1986)は、判決を下した地裁判事がインテルの株式を所有していたことが判明したため無効となった。[NEC Corp. v. U.S. Dist. for N. Dist. Cal., 835 F.2d 1546 (9th Cir. 1988)]

同論文によると、判決の主要内容は下記の3点である。
1) インテルのマイクロプロセッサーのROMの中に埋め込まれているマイクロコードは著作権保護の対象となること
2) マイクロコードに関するリバースエンジニアリングはマイクロコードの著作権を侵害するものではないこと
3) 類似のマイクロコードを「クリーンルーム」で独立に開発した場合には著作権侵害を犯していないことの説得的証拠となること