MOS TechnologyのCPU6502の価格-最初は$25、1981年には$4

6502の初期の価格 $200
Santo, B.(2009) “25 Microchips That Shook the World” IEEE Spectrum, May 2009,p.35
6502はその競合CPUより高速に動作しただけでなく、より安価であった。インテルの8080やモトローラの6800が共に200ドル近くで売られていたのに対して、6502は25ドルで売られていたのである。
“The 6502 wasn’t just faster than its competitors—it was also way cheaper, selling for US $25 while Intel’s 8080 and Motorola’s 6800 were both fetching nearly $200.”

1981年における価格 $4
Raskinのメモによると、1981年に6502は$4、6809は$12、68000は$90である。なおキーボードの価格$20、64KBのRAMの価格$80に比べて、6502の価格は相対的に極めて低価格であった。
典拠:Jef Raskin, “Preliminary Cost Investigation” (27 September 1979)– in “The Macintosh Project: Selected Papers from Jef Raskin (First Macintosh Designer), Circa 1979,” document 5, version 1.
Location: M1007, Apple Computer Inc. Papers, Series 3, Box 10, Folder 1.
http://library.stanford.edu/mac/primary/docs/bom/cost.html

Raskinによる1981年当時における製造コストの見積もり

部品 コスト
キーボード 20
CPU 6502 4
6809 12
68000 90
64KBのRAM 80
ビデオ・チップ 15
モデム・チップ 20
ケース 15
電源 15
マザーボード(pc board) 12
その他 25
小計 214
組立費、テスト費用(build, test) 10
ディスク・ドライブ 80
ディスプレイ 40
プリンター 50
総計 346

コンピュータ史関連資料論文(日本)

電子計算機の歴史

コンピュータに関する個別的歴史研究
高橋茂,浦城恒雄「日立のHITAC 2010」『情報処理』43(2), pp.108-110
http://157.1.40.181/lognavi?name=nels&lang=jp&type=pdf&id=ART0003060793
『情報処理』43(2)の特集「知られざる計算機」の中の一論文
城憲三・牧之内三郎・安井裕(1972)「真空管式ディジタル計算機試作の思い出」『bit』第4巻第2号
池元有一(2003)「日本のコンピュータ産業の発展過程 — 1960年代, 事務用小型機を中心に」『社會科學研究』(東京大学社会科学研究所)、54(4),pp.3-32
コンピュータに関する開発史的研究
コンピュータ企業の社史
日本IBM編(1988)『日本アイ・ビー・エム50年史』
日本ユニバック編(1988)『日本ユニバック30年のあゆみ』
富士通編(1977)『富士通社史』

コンピュータに関する産業史および経営史的研究
青木洋(1994)「日本におけるコンビュータの産業化:研究者・技術者の活動を中心に」『研究年報経済学』東北大学,第56巻 第l号
臼井健治(1986)『日本のコンピューター開発群像』日刊工業新聞社
立石泰則(1993)『覇者の誤算:日米コンピュータ戦争の40年』日本経済新聞社
中川靖造(1990)『NTT技術水脈:巨大実用化研究所に賭けた男達』東洋経済新報社
中村清司(1992)「産業政策とコンピュータ産業」森川英正編『ビジネスマンのための戦後経営史入門』日本経済新聞社
中村清司(1995)「コンピュータ産業:汎用機の国際競争力」武田晴人編『日本産業発展のダイナミズム』東京大学出版会松尾博志(1987)『スーパー頭脳集団・電総研』コンビュータ・エージ杜
宮崎晋生(2007)「日本の汎用電子計算機産業における技術提携の意義 : 産業発展・技術進化の社会的構築性」一橋大学学位論文: 博士(商学)

コンピュータ政策史
米倉誠一郎、島本実「競争と計画の調整 揺籃期コンピューター産業と通産官僚」伊丹敬之、加護野忠男、宮本又郎、米倉誠一郎編『ケースブック 日本企業の経営行動1』有斐閣、1998年
宮崎晋生(2008)「日本における電子計算機産業政策での政策決定プロセス」『国際関係・比較文化研究』静岡県立大学, 第6巻 第2号, pp.113-132
http://usr.u-shizuoka-ken.ac.jp/kn/AA11845283200803001060.pdf

HDDの世界出荷シェア

2009年および2010年の世界出荷台数シェア

企業名 2009シェア 2010シェア
ウェスタン・デジタル(WD) 29.7% 31.3% 48.8%
日立グローバル・ストレージ・テクノロジー(HGST) 16.3% 17.5%
シーゲート・テクノロジー 31.5% 30.0%
東芝 13.3% 10.9%
サムスン電子 9.2% 10.3%

[出典]『日本経済新聞』2011年3月8日朝刊
[原出典]テクノ・システム・リサーチ

2010年の企業向けHDD世界出荷台数シェア

企業名 2010シェア
シーゲート・テクノロジー 63%
日立グローバル・ストレージ・テクノロジー(HGST) 24%
東芝 11%
ウェスタン・デジタル(WD) 2%

[出典]『日経産業新聞』2011年3月9日
[原出典]テクノ・システム・リサーチ

1970年代後半期におけるマイクロプロセッサー利用状況 —  ホームブリュー・コンピューター・クラブの会員が利用していたコンピュータのCPUの種別

1970年代後半期におけるマイクロプロセッサー利用状況 —  ホームブリュー・コンピューター・クラブの会員が利用していたコンピュータのCPUの種別

    下記の表に示したように1975年および1976年にホームブリュー・コンピューター・クラブの会員を対象としたアンケート調査では、8008,8080,Z80というインテル系8bitCPUの利用数が30(79%),44(63%),63(62%)というように過半数を超えていることがわかる。一方、6800,650xというモトローラ系8bitCPUの利用者数は、4(11%)、16(23%),30(30%)というように着実に割合を増やしているが、少数派となっている。
    また1976年1月7日と1976年6月9日の調査結果を比較すると、1月7日に制作中と答えた28のほとんどがインテル系8bitCPUを選択したのではないかと推測される。

      1975/
    10/15
    1976/
    1/7
    1976/
    6/9
    Intel 4004   1 1
    Intel 8008 5 7 8
    Intel 8080 25 37 53
    Motorola 6800 2 9 12
    MOS Technology 650x 2 7 18
    Zilog Z-80     2
    DEC PDP-8     4
    DEC PDP-11/20     1
    DEC LSI-11     3
    その他 4 9 1
    合計 38 71 103
    製作中   28  

    [出典]Warren, J.(1977) “Personal and Hobby Computing: an Overview,” Computer, Volume: 10 , Issue: 3, p.14
    <表のデータに関する注>1976/6/9の合計値は上記論文では101となっているが、各CPU別の値を合計した数値である103に訂正した。またホームブリュー・コンピューター・クラブでは、インテル系CPUが全体の過半数を超える割合を占めているが、Mos Technologyの事務所からさほど遠くはない場所にあったNew Jerseyの Amateur Computer Group ではMOS Technology 6502が支配的(dominant)であった(同上論文,p.14) 。

ファミコン関係資料

Patrick Diskin (2004) Nintendo Entertainment System Documentation, Ver1.0, August 2004
http://nesdev.parodius.com/NESDoc.pdf

Marat Fayzullin [fms@freeflight.com](1996) Nintendo Entertainment System Architecture,  Version 1.4 [09/09/1996]
 WWW: http://www.freeflight.com/fms/
                               IRC: RST38h

翻訳:BERO [bero@geocities.co.jp]
 WWW: http://www.geocities.co.jp/playtown/2004/