公益財団法人・仁科記念財団のHPの中の仁科記念財団の出版物のページにおいて、下記著作を含め仁科芳雄関連資料が多数ダウンロード可能となっている。
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公益財団法人・仁科記念財団のHPの中の仁科記念財団の出版物のページにおいて、下記著作を含め仁科芳雄関連資料が多数ダウンロード可能となっている。
原子力の「平和」的利用の方法としては、原子力発電やアイソトープ以外にも、原爆や水爆をダイナマイトと同じように大規模工事目的などのために使用しようとする方法がある。そのように核爆発を軍事兵器としてではなく、民生用爆薬として利用する議論は、「平和的核爆発」(peaceful nuclear explosions, PNEと省略されることが多い)論と呼ばれている。
「平和」目的のために核爆発を利用しようとするこうした考え方は、日本では台風の進路を変えるという議論などとして、アメリカやソ連では土木工事においてダイナマイトの代わりに核兵器を利用するという形で議論されている。そうした議論の最初期の記事の一つに下記がある。
日本ではこうした原子爆弾などの核爆発の「平和」的利用が実行には移されなかったが、アメリカでは「平和」的利用の具体化に向けた核爆発実験がなされたし、ソ連では「平和」的利用が実際になされた。
原子力産業協会 原子力システム研究懇話会(2010)『原子力開発の光と陰を見つめて ―原子力システム研究懇話会20年のあゆみ―』
http://syskon.jp/NSA%20commentaries%20No18.pdf
山本賢三(1997)「核融合40年の変遷」『プラズマ・核融合学会誌』第73巻第2号(1997年2月)pp.214-220
http://jasosx.ils.uec.ac.jp/JSPF/JSPF_TEXT/jspf1997/jspf1997_02/jspf1997_02-214.pdf著者は、名古屋大学名誉教授
The John A. Simpson Archive
www.tandfonline.com/toc/rbul20/current
1945年以降の、the Bulletin of the Atomic Scientists が収録されており、ダウンロード可能である。
なお同雑誌の内容一覧は下記からダウンロード可能である。
http://ftp.math.utah.edu/pub/tex/bib/toc/bullatsci.html
原子力による第3次産業革命論
石炭・蒸汽総関を原動力とする第一次産業革命、電気技術を中心とする第二次産業革命に次ぐ第三次産業革命をもたらすものとしての、原子力
「石炭・蒸汽総関を原動力とする第一次産業革命は、大衆を市場対象とする通をうみだした。すなわちその始りは木綿繊維による機械紡績である。・・・電気技術を中心とする第二次産業革命はイギリズではなくアメリ力で急速に進行し、アメリカはイギリスを追いこして強国に成長した。さらに現代では原子力を中心とする第三次産業革命の旋風が世界をつつんでいる。このなかで若いソヴエトが、アメリカを班いこしながら成長している。」林克也(1954)『幸禰をつくる科学』蒼樹社、p.291