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ＷＷＷによる企業関連情報の収集法

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＜内容目次＞

企業一般編
1. 決算報告書などの詳細な企業情報
2. 本社所在地、電話番号、代表取締役、株価情報、決算短信などの企業概要
3. プレスリリース・データベース
4. 企業ＨＰにおけるプレスリリース提供サービス
5. 証券取引委員会への報告書

決算報告書などの企業情報を入手する

各社の有価証券報告書や決算情報などを見るには下記のサイトが便利です。

1. 日本経済新聞社「NIKKEI@IR」［無料サービス］

http://ir.nikkei.co.jp/

日本経済新聞に掲載された決算公告をはじめとした各種法定公告（投資家や債権者に向けた新株発行、株式分割、基準日などの公告）を無料で検索・閲覧することが可能なデータベース。企業ごとに数期分の決算公告データが収録されており、主要な財務数値についての時系列比較や他社との比較もグラフ表示で見ることができます。
決算データはHTMLおよびｐｄｆファイルとして提供されていますが、決算公告以外のものは新聞掲載内容の画像データで提供されています。
なお検索は、企業名、株式コード、業種、掲載日などによる指定が可能です。
　1999年6月16日現在で見ることができるのは、1998年6月1日以降に日本経済新聞に決算公告を掲載した企業のデータです［これは本サービスが1998年7月に開始されたことによるものです］


2. ＥＤＩＮＥＴ［無料サービス］

http://info.edinet.go.jp/EdiHtml/main.htm
ＥＤＩＮＥＴ（Electronic Disclosure for Investors' NETwork）は、金融庁が行政サービスの一環として提供しているデータベースで、「証券取引法に基づく有価証券報告書等の開示書類に関する電子開示システム」です。
　ＥＤＩＮＥＴに提出された開示書類は、提出日の翌日より閲覧可能となっています。


なお下記のような会社をはじめとして最近では数多くの企業が投資家向け情報サービス（IR活動）の一環として、決算報告書やAnnual Reportなどの企業情報を自社のWebページに掲載しています。

• 本田技研工業株式会社

http://www.honda.co.jp
「投資家の皆さまへ(Investors)」http://www.honda.co.jp/investors/index.htmlのコーナーで、 会社概要、役員、業績情報、財務情報、株主情報、1998決算情報、1997決算情報、1996決算情報などを見ることができる。


• ＩＢＭのアニュアルレポート（英文）

http://www.ibm.com/investor/financials/irfiar.phtml
ＩＢＭの1994年以降のアニュアルレポートを入手することができます。

http://www.ibm.com/investor/index_secfilings.phtml

ＩＢＭの1996年以降のSEC提出ファイルを入手することができます。



• 富士通「投資家の皆さまへ」
  http://pr.fujitsu.com/jp/ir/
  
  富士通のプレスリリース、事業方針、株価、公表資料、決算資料、アニュアルレポート、報告書、有価証券報告書、業績推移グラフ、主要連結子会社など各種の情報を見ることができるます。

ＷＷＷで本社所在地、電話番号、代表取締役、株価情報、決算短信などの企業概要情報を入手する

■企業の電話番号・所在地を調べる方法

1. インターネットタウンページ

http://itp.ne.jp/servlet/jp.ne.itp.sear.SCMSVTop
冊子体の地域別タウンページの電子化というコンセプトで作成されているため、地域を限定した検索できないので不便であるが（すなわち、東京都と神奈川県を両方同時に調べることはできない）が、企業名からその企業の電話番号や所在地を調べることができる。またその企業の所在地付近の地図ともリンクしている。


2. Yahoo!電話帳
   
ttp://search.phonebook.yahoo.co.jp/
上記のインターネットタウンページと異なり、地域を限定することなく、全国の企業を名前で検索して、その企業の電話番号や所在地を調べることができるので、大変に便利である。（もちろん地域を限定して検索することもできる。）
また一部の企業に関しては、その企業の所在地付近の地図ともリンクしている。
インフォシークもインフォシーク電話帳http://104.infoseek.co.jp/wtel として同様のサービスを提供しているが、ヒットした会社の一覧表示の仕方などYahoo!電話帳の方が個人的には便利であると思う。



3. 日本経済新聞社「NIKKEI@IR」

日本経済新聞に掲載された決算公告をはじめとした各種法定公告の無料データベースであるが、。企業名で検索した後、「概要」ボタンをクリックすることで企業の電話番号・所在地を調べることができる。

ＷＷＷで記者発表資料（プレスリリース）を入手する

記者発表資料の総合提供サービス

1. 日本経済新聞社によるプレスリリース公開サービス「日経プレスリリース」
   http://release.nikkei.co.jp/howto.cfm


企業や団体などのプレスリリースを集めたデータベース。画面表示上の問題がある場合などを除いて、発表された文章が原文のまま公開されているとのことです。
キーワード検索とディレクトリ検索の二種類の検索が可能です。



　
2. アスキー24


プレスリリースを含めた日本企業に関する様々なニュースを、トップニュース、ハードウェア、ソフトウェア、ネットワーク、サービスコンテンツ、テクノロジーデバイス、マーケットカンパニー、キーパーソン、トピックスというような分野別に見ることができる。




コンピュータ関連業界の記者発表資料提供サービス

1. 日本のコンピュータ情報
http://jp.fujitsu.com/itj/
コンピュータ業界関連会社のホームページ上の発表資料を富士通が収録しているその案内文には、「各社のホームページを毎日チェックしています」とある。ほとんどは各企業の個々の製品情報関連の発表ニュースである。何かコンピュータ関係のハードやソフトを購入したい場合にはまずこのコーナーで新製品情報をチェックしておいた方が良い。自分で各社のホームページを見るよりは、はるかに楽に情報を探すことができる。製品情報以外に、「電子商取引(最近のエレクトロニックコマースの動き)」「2000年問題」「各社決算」などの情報に関するリンクも張ってある。[98.05.07]

企業ＨＰにおけるプレスリリース提供サービス

1. インテル(日本)のプレスリリース提供サービス
   1999年度プレスリリース
   1998年度プレスリリース
   1997年度プレスリリース
   1996年度プレスリリース
   1995年度プレスリリース
   
   
   
2. マイクロソフト(日本)のニュースリリース提供サービス
   マイクロソフト(アメリカ)のプレスリリースとあわせて見た方が良い。
   

　ＷＷＷでビジネス関連ニュースを入手する

ＷＷＷでビジネス関連ニュースを入手するためには、このホームページの中の他のコーナー「インターネットで雑誌記事や本を検索する」「ＷＷＷで新聞記事を読む」「インターネットで調査レポートを読む」なども参照して下さい。


●一般ＷＷＷ

1. ジャパン・ビジネス・ニュース（JNEWS）
   「ビジネス情報」の他に、「起業家情報」「インターネットワーク（インターネットを使ったビジネス・在宅ワークの求人・求職情報）」「ビジネスイベント情報（全国で行われるビジネスに役立つ展示会・講演会・セミナー）」「全国フランチャイズ情報（フランチャイズ展開している企業データを業種別に100社以上掲載）」「起業家プレスリリース・ボード」などがある。 [1977.04.23現在]
   


●新聞社系ＷＷＷ

1. 日刊工業新聞社 Business Line
   日刊工業新聞、流通サービス新聞の掲載記事を中心に構成されている。
   ホームページの内容の中では、日刊工業新聞に掲載された業界特集の紹介のコーナーが特に面白い。 [1977.04.23現在]
   
   
   上記以外の新聞社系WWWに関しては「ＷＷＷで新聞記事を読む・検索する」を見て下さい。
   

●雑誌社系ＷＷＷ

1. 日経BP社
   ・『日経ビジネス』,『日経ベンチャー』,『日経エレクトロニクス』,『日経コンピュータ』,『日経ウォッチャー／コンピュータマーケット版』など日経BP社発行の各種雑誌に掲載された記事の内容紹介を中心に構成されている。
   ・なお、掲載されたニュースのＵＲＬアドレスを記した電子メールを配信するサービスも行っている。
   

ＷＷＷで企業の証券取引委員会への報告書などを入手する

◎アメリカ証券取引委員会(SEC)のEDGAR Database＜絶対にお勧めのサイト＞
http://www.sec.gov/edgarhp.htm
　アメリカ証券取引委員会(Securities and Exchange Commission すなわち SEC)に1994年1月26日以降に提出された報告書を集めたデータベース。会員登録は不要で、、無料で検索し提出報告書全文を見ることができます。
　上記のホームページからSearch the EDGAR Database＞Search the EDGAR Archivesというようにリンクをたどっていくと、提出報告書のヘッダー部分(header file)をキーワード検索するための画面にたどり着くことができます。
　キーワード検索の場面では、AND, OR, NOT といった一般的な検索指定法の他に、アップル社(APPLE COMPUTER)の報告書を探す時に、APPLE ADJ COMPUTER とするような adj検索も可能となっています。企業研究のためには欠かせない資料を簡単に入手することができますので、是非実際に自分で試してみることをお勧めします。

　検索する際には注意が必要です。例えば、IBM社のデータを調べようとした時に、検索語(search keywords)として、「IBM」を入力しても、IBM社本体のデータを見ることはできません。EDGARデータベースは現在のところ[1999年6月10日現在]、会社名の略称には対応していませんので、正式名称で検索する必要があります。
　例えばIBM社の場合で言えば、INTERNATIONAL BUSINESS MACHINES CORPという正式名称を入れる必要があります。ただしそうした長い正式名称を入力するのは入力ミスの原因になりますし、場合によってはどういうわけか一部のデータしか表示されないこともありますので、検索語(search keywords)として各社に割り振られたコード番号(CENTRAL INDEX KEY)を指定した方が簡単です。例えばIBM社のコード番号は、0000051143 です。
　なお検索方法の詳細については、How to Search a WAIS Databaseで見ることができます。

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