明治大学経営学部経営技術論 追加課題レポート

シラバスおよび授業中に繰り返し説明しましたように、今年度から、成績評価は、提出された課題レポートの点数、最終回授業中のまとめテストの点数、および、授業中の発言結果を総合的に考慮して決定します。

課題レポートを提出された方の採点結果、および、授業貢献度の点数は、Oh-o! Meijiにアップしてありますが、「課題レポートを何回も出したが、最終回の授業のまとめテストを受けることができなかった」、「授業に何回も出席し課題レポートもある程度は出したが、最終回の授業のまとめテストの結果が悪かった」ために、不合格となる方が何人もいることが予想されます。
 
そのため採点方法を従来から変更した今年に限り特例として、下記の方々に対して追加の課題レポートを提出することができるようにします。
 
対象者1.最終回の授業のまとめテストを正当な理由があって受けることができなかったが、「課題レポートの点数」と「授業貢献度の点数」の合計が40点以上となっている方
 
対象者2.最終回の授業のまとめテストを受けたが、「課題レポートの点数」、「授業貢献度の点数」、「最終回の授業のまとめテストの点数」の合計点が、40点以上と思われるが、60点には達していないと思われる方
 
対象者3.「事前に申し出て許可を得ている方」
 

—— 追加課題 ——

下記に挙げた9つの課題の中から、4つ以上を選択して追加課題レポートを8/3(木)14:00までにOh-o! Meiji経由で提出しなさい。
 
「文字入力用キーボードの文字配列のproduct designに関するイノベーション」と「自転車のproduct designに関するイノベーション」の歴史的展開を見ると、どちらも19世紀末に確立したdominant designが21世紀の今日に至るまでdominant designの地位を保持し続けているという共通性がある。
 このことに関して下記の問いに答えなさい。
 
課題1 「文字入力用キーボードの文字配列のproduct designに関するイノベーション」と「自転車のproduct designに関するイノベーション」の歴史的展開に関して、dominant design論視点から見た共通性として、他にどのようなことがあるのかを論じなさい。
 
課題2 どちらの場合も19世紀末に確立したdominant designが21世紀の今日に至るまでdominant designの地位を保持し続けているが、保持し続けている理由は異なる。どのように異なるのかをわかりやすく説明しなさい。
 
 
携帯音楽機器では「携帯する」というニーズ(あるいはvalue)への対応という視点からは、製品イノベーションに際して小型化・軽量化が重要なproduct design的要素となる。
 しかしながら携帯音楽機器は、「携帯する」というニーズ(あるいはvalue)以外にも、「音楽を楽しむ」というニーズ(あるいはvalue)への対応など、様々なニーズ(あるいはvalue)への対応が必要である。
 すなわち携帯音楽機器の製品イノベーションに際して、小型化・軽量化以外にも重視されるproduct design的要素がある。

 携帯音楽機器のproduct designに関するイノベーションの歴史的プロセスに関して、下記の問いに答えなさい。

 
課題3 携帯音楽機器製品市場を創造した初代カセットウォークマンの製品イノベーションを例に取り、小型化・軽量化以外で重視されたproduct design的要素は何かを経営技術論的視点から説明しなさい。
 
課題4 携帯音楽機器のproduct designとして、小型化・軽量化が重視されるにもかかわらず、初代CDウォークマンD-50は初代カセットウォークマンTPS-L2よりも、電池抜きの重量で343gから590gへと約1.7倍に、電池を含めて390gから980gへと約2.5倍の重さになっている。また体積は341cc(8.8cm×133.5 cm×2.9 cm)から718cc(13.4cm×13.4 cm×4.0 cm)へと約2.1倍になっている。このように携帯音楽機器としてはマイナスの要素が多いにも関わらず、SONYがCDウォークマンを開発した意図は何かを推測しなさい。すなわち音楽を再生する機器として、カセットテープ型よりもCD型の方が技術的に優れている点は何かを経営技術論的視点から説明しなさい。
 
課題5 SONYはCDウォークマンの次世代携帯音楽機器として、DATウォークマンを開発した。SONYがDATウォークマンを開発した意図は何かを経営技術論的視点から推測しなさい。
 
課題6 SONYのDATウォークマンという製品イノベーションは社会的普及に失敗した。社会的普及に失敗した理由を経営技術論的視点から考察しなさい。
 
課題7 SONYはMDウォークマンの次世代携帯音楽機器として、半導体メモリを採用したメモリースティック・ウォークマンを1999年に販売開始した。しかし半導体メモリを採用した携帯音楽機器という製品イノベーションとしては、Appleが2005年に販売開始したiPod Shuffleほどの成功を収めることができなかった。その理由を経営技術論的視点から考察しなさい。
 
課題8 AppleはCDウォークマンやMDウォークマンに代わる携帯音楽機器の新しいproduct designとして、小型HDDを採用した初代iPodを2001年に販売開始し、大成功を収めた。これにより携帯音楽機器市場においてAppleがSONYに取って代わる地位を占めるようになった。Appleの2001年のHDD型iPodという製品イノベーションが社会的普及に成功した理由を経営技術論的視点から考察しなさい。
 
課題9 下記資料を参考にして、Nintendo Switchという製品イノベーションに関して経営技術論的視点から考察を加えなさい。
 
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