1.「画素数」視点から見た製品イノベーション
技術的性能としては、画素数が大きいほうが性能がより高い。
ex.1 ケータイ
ケータイ内蔵のカメラは、「30万画素のカメラ」から「200万画素のカメラ」、「500万画素のカメラ」、「1000万画素のカメラ」というように技術進歩している。
ex.2 映像メディア
映画などの録画媒体としては、「約30万画素のVHSテープ、8ミリビデオ、DVD」から、「約200万画素のブルーレイディスク」というように技術進歩している。
ex.3 テレビ受像機
テレビは、「約30万画素の旧型テレビ」から、「約100万画素のハイビジョンテレビ」、そして現在主流の「約200万画素のフルハイビジョンテレビ」というように技術進歩している。最近は「約800万画素の4Kテレビ」が次世代テレビとして話題になっている。
名称 | 横 | 縦 | 総画素数 |
標準画質テレビ (SD:Standard Definition) |
640ドット | 480ドット | 約30万画素 |
ハイビジョンテレビ (HD:High Definition) |
1,366ドット | 768ドット | 約100万画素 |
フルハイビジョンテレビ (Full HD) |
1,920ドット | 1,080ドット | 約200万画素 |
ex.4 テレビ放送
テレビ放送は、「約30万画素の地上波アナログ放送」から、「約150万画素の地上波デジタル放送」、そして現在主流の「約200万画素のフルハイビジョンテレビ」というように技術進歩している。最近は「約800万画素の4Kテレビ」が次世代テレビ受像機として話題になっているが、そうした「ハードウェアとしてのTV」に関する技術革新に対応して、NHK放送技術研究所では4K放送や8K放送の研究が進んでいる。
名称 | 横 | 縦 | 総画素数 |
地上波アナログ放送 | 640ドット | 480ドット | 約30万画素 |
地上波デジタル放送 | 1,440ドット | 1,080ドット | 約150万画素 |
フルハイビジョン放送 (2K放送) |
1,920ドット | 1,080ドット | 約200万画素 |
4K放送 | 3,840ドット | 2,160ドット | 約800万画素 |
8K放送 | 7,680ドット | 4,320ドット | 約3,200万画素 |
NHK放送技術研究所「スーパーハイビジョンの方式」研究内容紹介>次世代放送メディア
www.nhk.or.jp/strl/vision1/r1-1-1.htm
2.「色数」視点から見た製品イノベーション
24ビット=1677万色表示の意味
光の三原色R,G,Bそれぞれの色に関する明るさを256段階で指定する方式が一般的 — R,G,Bそれぞれに1byte(8bits)の情報量
PSPとDSの「カタログ性能」と「実感性能(実性能)」の違い
プログラム上は指定できるが、実際にユーザーがそれをきちんと認識できるかどうかは、ユーザーの識別能力およびディスプレイの性能によって規定されている。
なお下記で示したように赤の明るさを「プログラム」上で256段階で指定することはできるが、ディスプレイの性能やユーザーの識別能力との関係では下記の図1で示したように隣の色とかなり明るさが違うものであればなんとか認識できるが、図2のように256段階の明るさの変化の識別はディスプレイ性能や人間の識別能力の問題のためほとんど識別困難である。
なお#1F000(27,0,0)は黒色[#00000(0,0,0)]に見えるかもしれないが、拡大した色見本の図3に示したように実際には異なっている。
なお下記で示したように赤の明るさを「プログラム」上で256段階で指定することはできるが、ディスプレイの性能やユーザーの識別能力との関係では下記の図1で示したように隣の色とかなり明るさが違うものであればなんとか認識できるが、図2のように256段階の明るさの変化の識別はディスプレイ性能や人間の識別能力の問題のためほとんど識別困難である。
なお#1F000(27,0,0)は黒色[#00000(0,0,0)]に見えるかもしれないが、拡大した色見本の図3に示したように実際には異なっている。
色見本 図1 | ||||
左から順にR,G,Bが#FF0000(255,0,0)、#DF000(223,0,0)、#BF000(191,0,0)、#9F000(159,0,0)、#7F000(123,0,0)、#5F000(91,0,0)、#3F000(59,0,0)、#1F000(27,0,0)というように順に暗い赤色が指定してある。 | ||||
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色見本 図2 | |||||
色指定 | 色見本 | 色指定 | 色見本 | ||
R255,G0,B0 | #FF0000 | ■ | R239,G0,B0 | #EF0000 | ■ |
R254,G0,B0 | #FE0000 | ■ | R238,G0,B0 | #EE0000 | ■ |
R253,G0,B0 | #FD0000 | ■ | R237,G0,B0 | #ED0000 | ■ |
R252,G0,B0 | #FC0000 | ■ | R236,G0,B0 | #EC0000 | ■ |
R251,G0,B0 | #FB0000 | ■ | R235,G0,B0 | #EB0000 | ■ |
R250,G0,B0 | #FA0000 | ■ | R234,G0,B0 | #EA0000 | ■ |
R249,G0,B0 | #F90000 | ■ | R233,G0,B0 | #E90000 | ■ |
R248,G0,B0 | #F80000 | ■ | R232,G0,B0 | #E80000 | ■ |
R247,G0,B0 | #F70000 | ■ | R231,G0,B0 | #E70000 | ■ |
R246,G0,B0 | #F60000 | ■ | R230,G0,B0 | #E60000 | ■ |
R245,G0,B0 | #F50000 | ■ | R229,G0,B0 | #E50000 | ■ |
R244,G0,B0 | #F40000 | ■ | R228,G0,B0 | #E40000 | ■ |
R243,G0,B0 | #F30000 | ■ | R227,G0,B0 | #E30000 | ■ |
R242,G0,B0 | #F20000 | ■ | R226,G0,B0 | #E20000 | ■ |
R241,G0,B0 | #F10000 | ■ | R225,G0,B0 | #E10000 | ■ |
R240,G0,B0 | #F00000 | ■ | R224,G0,B0 | #E00000 | ■ |
色見本 図3 左から順にR,G,Bが#1F000(27,0,0)、#1F000(00,0,0)と指定してある。 |
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3.「情報の非対称性」問題
「情報の非対称性」を利用する企業
「情報の非対称性」を解消することでイノベーションの普及に成功した企業
「情報の非対称性」に悩む企業
「情報の非対称性」にうまく対応できなかったため、イノベーションの普及に失敗した企業