[前回の授業内容]
[今回の授業内容予定]
これまでの授業内容の確認 —「CPUのビット数向上」という性能向上の意味
アドレス空間の大きさ(CPUが一度の動作で取り扱い可能な数
CPUの ビット数 |
一度の動作で 取り扱い可能な 対象の数 |
一度の動作で 取り扱い可能な 対象の の具体例 |
4ビット | 24=16 | 数字(0~9)、アルファベット(A-Z,a-z) |
8ビット | 28=256 | 数字(0~9)、アルファベット(A-Z,a-z)、 ひらがな、かたかな |
16ビット | 216=65,536 | 数字(0~9)、アルファベット(A-Z,a-z)、 ひらがな、かたかな 漢字 |
CPUによるメモリアドレス指定に対応した記憶管理の単位を1KBとした場合に、CPUの一度の動作で指定可能なメモリ空間の大きさ
CPUの ビット数 |
一度の動作で 取り扱い可能な メモリ空間の大きさ |
一度の動作で読込先や書込先が 指定可能な記憶装置の具体例 |
4ビット | 24=16KB | |
8ビット | 28=256KB | |
16ビット | 216=65,536KB=64MB | FD(1.4MB)、CD-ROM(640MB) |
32ビット | 232=4GB | FD(1.4MB)、CD-ROM(640MB)、DVD(4.7GB) |
64ビット | 264=16EB(1TBの1600万倍) | FD(1.4MB)、CD-ROM(640MB)、DVD(4.7GB)、ブルーレイ(片面25GB) |
PCと比較したゲーム専用機の特徴
1.同一機種(同一プラットフォーム機種)の大量生産=大量販売
2.同一機種(同一プラットフォーム機種)の比較的長期期間にわたる利用
3.最初は既存モジュールの転用、やがて専用チップの新規開発による差異化へ
製品イノベーションにおける戦略的対応の分類(その1)
— 個別製品視点から見た製品イノベーションに関する4つの基本的な戦略的対応
1.「差異化」戦略
2.「低コスト化」戦略
3.「差異化集中」戦略
4.「コスト集中」戦略
製品イノベーションにおける戦略的対応の分類(その2)
— 製品システム視点から見た、非集中戦略的製品イノベーションに関する4つの戦略的対応
1.「差異化重視」戦略 — 互換性維持の放棄という「犠牲」のもとに、新機能実現や大幅な性能向上による差異化を重視
2.「互換性維持重視」戦略 — 新機能実現や大幅な性能向上による差異化の断念という「犠牲」のもとに、互換性維持を重視
3.「両立重視」戦略 — コスト増大という「犠牲」のもとに、差異化と互換性維持の両立を重視
4.「非差異化・非互換」戦略 — 互換性維持のためのコストも、新機能実現や大幅な性能向上による差異化のコストも負担しないが、とにかく「新しいもの」による製品イノベーション(単なるNeuerungとしてのイノベーション)
[次回の授業内容]