経営技術特論 2013.11.12

[前回の授業内容]
[今週の授業での配布予定資料]
[今週の授業内容]
A.イノベーションの技術的方向性 — 差異化 vs 低コスト化、集中化 vs 非集中化、差異化 and/or 互換性維持

<差異化 vs 低コスト化>視点
1.「製品レベルでの差異化」vs「製品レベルでの低コスト化」のトレードオフ関係

<集中化 vs 非集中化>視点
2.「製品レベルでの集中化」vs「製品レベルでの非集中化」のトレードオフ関係

    イノベーションの前後での、ターゲット顧客範囲の変化は、論理的には下記のように三つある。
    ターゲット顧客範囲の絞り込み=集中化(ex.ゲーム用途への限定)
    ターゲット顧客範囲の非絞り込み=非集中化(1) —- ターゲット顧客範囲の現状維持(ex.家庭用PC用途への限定)
    ターゲット顧客範囲の非絞り込み=非集中化(2) —- ターゲット顧客範囲の拡大(ex.家庭用PC用途に加えて、家庭用タブレットへの拡大– マイクロソフトのsurface)

<差異化 vs 互換性維持>視点
3.「モジュールレベルでのradical innovationによる差異化」vs「モジュールレベルでの互換性維持」のトレードオフ関係
4.「モジュールレベルでのradical innovationによる差異化」vs「製品レベルでの互換性維持」の両立可能性
                 ↓
B.製品イノベーションにおける戦略的対応の分類(その1)
1.「差異化重視」戦略
2.「互換性維持重視」戦略
3.「両立重視」戦略
4.「非差異化・非互換」戦略

「性能向上」重視戦略(「差別化」重視戦略)、「互換性維持」重視戦略(「バンドワゴン効果」重視戦略)vs 「両立」戦略
の具体的展開と、メリットデメリット
「両立」戦略が可能なのはゲーム専用機の特徴によるもの

[次回の授業内容]
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