Product Technology vs Production Technologyの区別と連関
関連参考資料
「複雑な人工物は,多くの機能設計要素構造設計要素,工程設計要素からなる多次元的な存在であるので,通常は複数の固有技術が関わっている。その人工物が市場に供される製品である場合,その製品の価格設定(価値実現)に顕著な影響を与える固有技術を,とくにコア技術と呼ぶこともある(延岡,2006)。いずれにせよ,固有技術には,人工物の構造要素と機能要素の間の因果関係を表す「製品技術」と,人工物の生産に関わる工程要素と,生み出される製品の構造・機能要素の間の因果関係を表す「工程技術(生産技術)」とに分かれる(図1-5)。」藤本隆宏(2009)「ものづくり分析・アーキテクチャ分析のフレームワーク」藤本隆宏、桑嶋健一編『日本型プロセス産業 — ものづくり経営学による競争力分析』第1章、p.26