マイクロソフトによるOpenAI LPへの出資

マイクロソフトは、OpenAI LPに対して、下記のように3度の投資をおこなっている。

1.マイクロソフトは、2019年10月に10億ドルを投資し、ChatGPTの前身となるGPT-3の独占ライセンスを取得している。
2.マイクロソフトは、2020年7月にも10億ドルを投資し、OpenAIの独占的なクラウドプロバイダーとなっている。
3.マイクロソフトは、2023年1月には「今後さらに100億ドル(約1.3兆円)の巨額投資をおこない、OpenAI LPの株式の49%を所有する予定」と報じられている。マイクロソフトは、これによりOpenAIとのパートナーシップをさらに拡大させるとともに、同社の検索エンジンBingへの「生成系AI」という新機能追加により、検索エンジン市場におけるBingの利用率拡大を図っている。

参考資料一覧
田口和裕(2023)「マイクロソフト、ChatGPTやDALL-E 2を開発するOpenAIに約1.3兆円の投資を協議中と報道」ASCII.jpデジタル、2023年01月12日

https://ascii.jp/elem/000/004/120/4120072/

本記事によると、「今回の出資条件は、マイクロソフトが投資額を回収するまで、OpenAIの利益の75%を得ることができ、回収後はマイクロソフトが49%、他の投資家がさらに49%、OpenAIの非営利団体が2%の株式を取得するというマイクロソフトにとってかなり有利なものになっている。」ということである。
 
 
本プレスリリースにおいて、マイクロソフトは、2016 年より自社サービスのAzure を「プラットフォームとして AI を民主化する」というビジョンにおいて、Azure がその基盤になると考えています、としている。
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