[先週の授業内容]
情報公共論 2013.06.18
[配布資料]
1.丸尾弘志(2011)「アップルvsサムスン電子-GALAXYは果たして「模倣」なのか」『日経デザイン』2011年09月号,pp42-48
2.丸尾弘志(2011)「サムスンの逆襲!狙いはアップルの「新規性」くずし一続報!米アップルV S. 韓国サムスン電子」」『日経デザイン』2011年10月号,pp.6-7
サムスンは、アップルに反論するための証拠として、1981年および1991年に米国の新聞社が発表した電子新聞のプロトタイプに関する写真、スタンリー・キューブリックが監督した「2001年宇宙の旅」などの映画に登場した端末の写真などを提出した。
電子新聞のプロトタイプは現在の電子書籍端末を思わせるものであるが、1991年に発表されたプロトタイプの開発プロジェクトにはアップルの関係者も関わっていたとされている。
サムスン側は、iPadのようなデザインの端末それ自体はiPadが登場する以前から前にすでに数多く存在していたと主張することで、iPadのデザインには新規性がなくアップル社のデザイン特許は無効であるという議論を展開している。
なおサムスンはiPhoneのデザインについても、過去に発売された既存の製品や過去のデザイン特許を証拠として提示してiPhoneのデザイン特許には新規性がないという主張を展開している。
サムスンの主張は、「アップルの特許はどれもシンプルで分かりやすいもの。それだけにそのデザインは誰もが思いつくものである」という趣旨のものである。
電子新聞のプロトタイプは現在の電子書籍端末を思わせるものであるが、1991年に発表されたプロトタイプの開発プロジェクトにはアップルの関係者も関わっていたとされている。
サムスン側は、iPadのようなデザインの端末それ自体はiPadが登場する以前から前にすでに数多く存在していたと主張することで、iPadのデザインには新規性がなくアップル社のデザイン特許は無効であるという議論を展開している。
なおサムスンはiPhoneのデザインについても、過去に発売された既存の製品や過去のデザイン特許を証拠として提示してiPhoneのデザイン特許には新規性がないという主張を展開している。
サムスンの主張は、「アップルの特許はどれもシンプルで分かりやすいもの。それだけにそのデザインは誰もが思いつくものである」という趣旨のものである。
3.アニメ映画・ディズニー(2001)「アトランティス」とTVアニメ・ガイナックス(1990)「ナディア」の類似性の高さ」
米国で2001年6月に公開されたディズニーのアニメ映画「アトランティス 失われた帝国」と日本で1990年にNHKで放送されたTVアニメ「ふしぎの海のナディア」の類似性の高さが大きな社会的論議の対象となった。ディズニーのアニメ映画「アトランティス 失われた帝国」の監督Kirk Wiseは、「このニュースグループで指摘されるまで「ナディア」なんて作品は聞いた事も無かった。(指摘を受けたのは)作品を完成させたずっと後だった」と証言しているが、下記の文章に示されているように両者の類似性はかなり高い。
本資料は、両作品のメイン・キャラクターおよびストーリーの類似性の高さを検証したoldcrow@oldcrows.net氏による下記の原出典の英語の文章を、HAL9k氏が日本語に翻訳した文章である。
http://web.archive.org/web/20011202065207/www.oldcrows.net/Atlantis/
本資料は、両作品のメイン・キャラクターおよびストーリーの類似性の高さを検証したoldcrow@oldcrows.net氏による下記の原出典の英語の文章を、HAL9k氏が日本語に翻訳した文章である。
http://web.archive.org/web/20011202065207/www.oldcrows.net/Atlantis/
4.佐野正博2009年度情報公共論資料「模写・模造の意義に関わる参考資料」
1. 東京国立博物館(2005)「模写・模造と日本美術―うつす・まなぶ・つたえる―」東京国立博物館2005年7月20日プレスリリースの抜粋 1
2. 東京藝術大学 美術学部・美術研究科 絵画科日本画専攻のカリキュラム 4
3. 「長谷川潔:模写から創造へ」横浜美術館コレクション展 第2期 2007年7月11日-12月9日 5
4. 藤倉健雄(2005)「パントマイムにおける模写的表現・・・イメージの再構築について」『バイオメカニズム学会誌』Vol. 29, No. 3, pp.133-138からの抜粋 5
5. 模写から創造への一例としての似顔絵 — 山藤章二(2005)『カラー版 似顔絵』岩波新書 6
6. 「ディズニーmeets手塚治虫・作品~手塚治虫のディズニー漫画」 [2005年04月15日(金)] 7
7. 「手塚治虫の盗作疑惑の真相について」2009年05月04日より 8
2. 東京藝術大学 美術学部・美術研究科 絵画科日本画専攻のカリキュラム 4
3. 「長谷川潔:模写から創造へ」横浜美術館コレクション展 第2期 2007年7月11日-12月9日 5
4. 藤倉健雄(2005)「パントマイムにおける模写的表現・・・イメージの再構築について」『バイオメカニズム学会誌』Vol. 29, No. 3, pp.133-138からの抜粋 5
5. 模写から創造への一例としての似顔絵 — 山藤章二(2005)『カラー版 似顔絵』岩波新書 6
6. 「ディズニーmeets手塚治虫・作品~手塚治虫のディズニー漫画」 [2005年04月15日(金)] 7
7. 「手塚治虫の盗作疑惑の真相について」2009年05月04日より 8
5.竹内オサム「浦沢直樹「MONSTER」(1994~2001年)(マンガの時代)」『日本経済新聞』2010年5月26日夕刊
竹内氏は、「マンガは本質的に「引用と加工の文化」である」としている。氏によれば、「戦後のマンガの多くが,他の物語文化の素材やストーリーを借用して成り立つ。
手塚がよい例。浦沢もまたそうしたマンガの体質を実践している創作家だと言える。」として、浦沢直樹「MONSTER」をそうした視点から分析している。
手塚がよい例。浦沢もまたそうしたマンガの体質を実践している創作家だと言える。」として、浦沢直樹「MONSTER」をそうした視点から分析している。