技術的リーダー | 技術的模倣者 | |
先駆者 | ○ | × |
後発者 | ○ | ○ |
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vs |
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<参考Webページ> 佐野正博(2003)「イノベーションに関するクリステンセンの見解」 |
メインフレーム |
ミニコン |
パソコン |
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価格 | 極めて高価格 (数十万ドル~) |
高価格 (数万ドル) |
低価格 (数百ドル~数千ドル) |
利用場面 |
大企業の基幹業務で 専門部署が 使うコンピュータ |
中小企業や研究所などで 集団または個人で 使うコンピュータ |
企業または自宅で 個人が単独で 使うコンピュータ |
重視項目 | 極めて高い 信頼性・安定性 |
信頼性・安定性 | 価格 (個人が買える 手頃な価格) |
メインフレーム ミニコン |
パソコン | ||||||
販売・流通 | コンピュータ・メーカー (メインフレーム・・・IBMなど) (ミニコン・・・DECなど) |
小売店 | 販売・流通 | ||||
ハードウェア | CPUメーカー (Intel,AMD,IBMなど) |
CPU | ハードウェア | ||||
BIOSメーカー (American Megatrends Inc,Phoenix Technologies Ltd.) |
Apple社 (Macintosh + Mac OS) |
BIOS | |||||
チップセット・メーカー (Intel,VIA Technologies,SiSなど) |
チップセット | ||||||
マザーボード・メーカー (Intel,AOpen,ASUST,Gigabyteなど) |
ノート・パソコン ・メーカー (松下電器・シャープなど) |
マザーボード | |||||
デスクトップ・パソコン ・メーカー (DELL、HP、NEC、富士通など) |
製品設計 ・組立 |
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ソフトウェア | OS | OSメーカー+非営利組織 (マイクロソフトのWindows OS,非営利組織のLinux OSなど) |
OS | ソフトウェア | |||
開発言語 | BASIC言語、C言語 (マイクロソフト、ボーランドなど) |
開発言語 | |||||
応用ソフト | 応用ソフト会社 (マイクロソフト、アドビなど) |
応用ソフト | |||||
組織ユーザー による自前開発 |
プロやアマチュアによる開発 (フリーソフト、OSSなど) |
パターン1 | パターン2 | パターン3 | |
「垂直」的統合 ( 全面的内製化) |
「垂直」的分業 | 「水平」的分業 | |
製品の企画・設計 (and/or 製品プラットフォームの企画・設計) |
自社開発 | 自社開発 | 自社開発 |
製品そのものに関わる中核的技術 (製品そのものに関わる特許や著作権 の対象となる中核的技術) |
外部の経営 資源の利用 (既製品の発注/ 調達したモノに関して 自社が特別な権利を 有しない) |
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製品の要素的部品や周辺機器製品に関わる技術 | 外部の経営 資源の利用 (特注品の発注/ 調達したモノに関して 自社が特別な権利を 有する ) |
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製造ノウハウなど製品の製造プロセスに関わる技術 | |||
IBMのメインフレーム事業 | Apple社のMacintosh Apple社のiPod |
IBM社のIBM PC事業 |
方法論的基礎 | |
テイラーの科学的管理法 | 作業分析 |
技術戦略論、技術マネジメント | 技術分析 |
ハードウェア | ソフトウェア | ||||||
製品名 | 内蔵CPU | 主要OS | 主要応用ソフト | 主要開発言語 | |||
MITS社Altair8800 (1975) |
Intel社
8080系 CPU |
Intel社
8080 |
8 ビ ッ ト C P U |
8 ビ ッ ト O S |
Microsoft社製BASIC+応用ソフト
最初はOSと開発言語との間に明確な区別がなかった。 マイクロソフト社のBASICは現在的な意味ではOSが担っている機能 --- 画面表示、フロッピィディスクの読み出し・書き出し、 プリンタ制御といったコントロール機能など --- も 持っていた。 また市販の応用ソフトはまだ販売されておらず、マニアがBASICを 開発言語として作ったプログラムが利用者の間で使われていた。 |
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S100バス マシン (IMSAI 8080ほか) |
CP-M |
表計算ソフト VisiCalc ワープロソフト WordStar データベースソフト dBaseII |
Microsoft社製BASIC | ||||
Tandy社 TRS-80 (1977) |
Zilog社
Z80 |
CP-M TRS-DOS |
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Commodore社 PET (1977) |
Motorola社
6800系 CPU |
MOS Technology社 MOS6502 |
ROM-BASIC | BASIC | |||
Apple社 AppleII (1977) |
Appleの独自OS | 表計算ソフト VisiCalc (最初はAppleII上でしか動作しなかった。 VisiCalcを使いたいがために、AppleIIを 買う人が出たほどの人気を博したソフト である。[キラー・アプリケーション・ソフト]) |
Apple社製BASIC | ||||
Intel社
8080系 CPU |
Z80 CARDなどの CPUカード |
CP-M (AppleIIの拡張スロットに Intel社8080やその互換CPUを 乗せた拡張カードを挿入すれば、 OSとしてCP-Mを利用することも できた。) |
ワープロソフト WordStar データベースソフト dBaseII |
Microsoft社製BASIC | |||
IBM社 IBM-PC (1981) |
Intel社8086系 CPU |
Intel社8088 |
16 ビ ッ ト C P U |
16 ビ ッ ト O S |
Microsoft社製BASIC+応用ソフト | ||
Microsoft社 MS-DOS (IBM社 PC-DOS) vs Digital Research社CP-M/86 |
表計算ソフト Multiplan,Lotus1-2-3 ワープロソフト WordStar データベースソフト dBaseII |
Microsoft社製BASIC |
ハードウェアの製品名 | CPU構成 | 利用可能な プログラミング言語 |
アプリケーション ・ソフト |
システム的 完成度 |
MITS社 Altair8800 |
インテル社の 8ビットCPU 8080 |
マイクロソフト社の BASIC言語 |
BASIC言語で 作成された多数の アプリケーションソフト |
高い |
Scelbi Computer Consulting 社 SCELBI-8H |
インテル社 8ビットCPU 8008 |
× | × | 低い |
VTR規格 | 録画 メディア |
ハードウェア構成の 技術戦略的方向性 |
録画対象コンテンツとしての 映画、野球放送、 フットボール放送など |
行事や風景等の 撮影 |
家電製品としての システム的 完成度 |
TV局用製品としての システム的 完成度 |
ビクター社 VHS規格 (1976年) 標準速 |
1/2インチ 磁気テープ |
<録画時間>重視 | ○ 適合 |
△ 相対的には劣る (水平解像度240本) |
相対的には 高い |
相対的には 低い |
ソニー社 ベータマックス規格βI (1975年5月) 標準速=約40mm/s |
<画質>重視 | × 不適 (録画時間不足) |
○ 相対的には 優れている |
相対的には 低い |
相対的には 高い |
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ソニー社 ベータマックス規格βII (1977年) 2倍速=約20mm/s |
<録画時間>重視 | ○ 適合 |
△ 相対的には 劣る |
相対的には 高い |
相対的には 低い |
区分 | CCDの有効解像度 (水平×垂直) |
録画方式 | |
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アナログ方式 | ディジタル方式 | ||
ソニー | 768×494 | ベータ | DV CAM |
松下 | 754×485 | S-VHS | DVC PRO |
ビクター | 768×494 | S-VHS | Digital S |
4ビットCPU | ||||||
Intel4004(1971) | 4ビットCPUを使用したコンピューター・キット | |||||
↓ | インテル系4ビットCPU採用キット | |||||
↓ | INTEL MCS-4(CPUは4004,1971秋発表) | |||||
8ビットCPU | SHARP MZ-40K(富士通製CPU,1978) | |||||
インテル系CPU | ↓ | |||||
Intel8008(1972) | 8ビットCPUを使用したパソコン↓ | |||||
Intel8080(1974) Zilog Z-80(1975) |
インテル系8ビット CPUパソコン |
モトローラ系8ビット CPUパソコン |
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MITS
Altair8800(1975) |
MITS
Altair680(1975.12) |
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モトローラ系CPU | ||||||
MC6800(1974) | IMSAI
8080(1975.12)などの 互換パソコン |
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6502(1975) | ||||||
↓ | ||||||
↓ | NEC TK-80(1976.8) |
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16ビットCPU | Tandy
TRS-80(1977.8) |
Apple
AppleII(1977.4) Commodore PET2001(1977.4) |
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インテル系CPU | ||||||
Intel8086(1978.7) | Sharp
MZ-80K(1978.12) |
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Intel8088(1979.3) | NEC
PC8001(1979.9) |
16ビットCPUを使用したパソコン | ||||
モトローラ系CPU | ||||||
MC68000 (1979) | Apple
AppleIII(1980.6) |
インテル系16ビット CPUパソコン |
モトローラ系16ビット CPUパソコン |
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NEC
PC8801(1981.9) Xerox 820(1981.7) |
富士通
FM-8(1981.5) |
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IBM PC(1981.10) | |||
NEC
PC9801(1982.10) 富士通 FM-11EX (1982.11) |
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Apple Macintosh(1984.1) |
ハードウェア |
キラー・ソフトウェア |
MITS社のAltair8800 | マイクロソフト社のBASICという開発言語ソフト |
Apple社のAppleII | VisiCalc社のVisiCalcという表計算ソフト |
IBM社のIBM PC | Lotus社のロータス1-2-3という表計算ソフト |