民間営利企業による放送サービスの公共経済学的位置づけ

WOWOWもスカパーも、会員拡大を目的として加入月の視聴料を0円とし、加入した翌月から月額視聴料を徴収するようにしている。またその月額視聴料は固定料金制で、見放題となっている。(月額視聴料はWOWOWが3chで2,300円、スカパーが48chで3,400円)

http://www.wowow.co.jp/join/index.html
https://promo.skyperfectv.co.jp/guide/ad/index.html

また2018年1月には全世界での加入者数が1.2憶人の動画配信サイトNetflixも、会員拡大を目的としてサービス加入日から1カ月間(30日間)は無料で、その後で視聴料を徴収するようにしている。またその月額視聴料は固定料金制で、見放題となっている。(月額視聴料 SD画質のベーシックプランで650円、HD画質のスターンダードプランで950円、4K画質のプレミアムプランで1,450円となっている。)

https://www.netflix.com/signup/planform

問1 WOWOW、スカパーなどの放送局や、Netflixなどの動画サイトなど、固定料金制で見放題で提供しているサービスは、公共経済学的にはprivate goods, public goods, club goods, common goodsのどれに該当するのかを理由を挙げて説明しなさい。
 
問2 WOWOW、スカパーなどの放送局や、Netflixなどの動画サイトが一定期間の視聴料を無料とするだけでなく、月額視聴料を固定料金制で見放題と経営的にできる理由をそのコスト構造から説明しなさい。
 
 
 
米Netflixが1月22日(現地時間)に発表した2017年第4四半期(10~12月)の決算は、売上高は36%増の32億9000万ドル(約3650億円)、純利益は3倍近い1億8600万ドル(1株当たり43セント)だった。
 同四半期に契約者数が833万人増え、1億1760万人になった。契約者数の増加は市場予想を大きく上回った。米国外での新規契約者数は636万人で、四半期としては過去最高だった。
 
問3 売上高が36%増であるにも関わらず、純利益が3倍になるメカニズムを、5/9の授業内容をもとに推測しなさい。
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