に対するアナログ地上波テレビ放送という補完財は、どの技術的方式のVTR製品でも同じように利用できる汎用的補完財として、製品間の競争関係に影響を与えなかった。
ex.2 ゲーム専用機本体に対する専用的補完財としてのゲーム・ソフト — ファミコン専用ソフト、PS専用ソフトほか
に対するアナログ地上波テレビ放送という補完財は、どの技術的方式のVTR製品でも同じように利用できる汎用的補完財として、製品間の競争関係に影響を与えなかった。
<考察してみよう>
この記事は、製造装置に関するuser-oriented innovationの事例として読むことができる。それはどう意味かを考えてみよう。
関連キーワード:1個流し、セル生産システム
<うまく説明できるようにしておこう>
少品種大量生産ではeconomy of scale(規模の経済効果)の利用による「利益の最大化」という戦略が有効であることをうまく説明できるようにしておこう。
B.key technologyによる戦略的なProduct開発
先週に引き続き、ゲーム機に関する統計データに基づくグラフ作成の練習をおこなうとともに、その結果を利用して下記のようなパワーポイントのファイル作成の練習をおこなった。
次週の課題は、自分で統計データを加工して、それに関する考察を加えたパワーポイントを作成しておくことである。
1.ソニー「ヒストリカル・データ」
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/IR/library/historical.html
2.任天堂「株主・投資家向け情報 > IRライブラリー > ヒストリカルデータ 」の中の「連結販売実績数量推移表」(2014年3月31日時点)
http://www.nintendo.co.jp/ir/library/historical_data/index.html”
http://www.nintendo.co.jp/ir/library/historical_data/xls/consolidated_sales1403.xls
1.日本語版wiki「フリーソフトウェア財団」
http://ja.wikipedia.org/wiki/フリーソフトウェア財団
鶴田真由(2013)「世界で唯一 針がいらないレコードプレーヤー製造・販売 千葉三樹」『フロンティア-ズ~明日への挑戦』第195回、2013.03.23
下記サイトのデータを使用して、ソニーのゲーム機、および、ソフト売上に関するグラフを作成した。
ソニー「ヒストリカル・データ」
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/IR/library/historical.html
またデータの加工により、下記のように販売開始年から売上台数の変化のグラフを作成した。
ソニー「ヒストリカルデータ」
トップ>ソニーについて>投資家情報>IR資料室>ヒストリカルデータ
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/IR/library/historical.html
http://www.venus.dti.ne.jp/~inoue-m/cr_000210Sony.htm
井上雅夫「プログラムの著作権」
http://www.venus.dti.ne.jp/~inoue-m/cr_copyrights.htm
(1) 「録音 音楽性満たしてこその技術(音楽の風景)」『朝日新聞』1999年02月25日夕刊
(2) 「CD後争いへ各社、秋に発売 次代音楽媒体DVD」『朝日新聞』1999年05月14日朝刊
(3) 「次世代オーディオ、秋の陣 先行ソニー、追う松下」『朝日新聞』1999年07月29日朝刊(大阪版)
(4) 「時代を変えるか次世代CD 聞こえない音を聴く」『週刊 アエラ』1999年06月21日号
(5) 「DVDオーディオ発売、対応分かれる業界(ニュースX線)」『朝日新聞』2000年02月04日朝刊
(6) 「進化するデジタル再生音 光変換で余分な高周波を除去」『朝日新聞』2000年05月29日夕刊
(7) 「次世代オーディオ 「聞こえない音」に秘密?(技あり) 」『朝日新聞』2000年08月14日夕刊
(8) 「音楽CDのコピー阻止 パソコン対策、新機能 ネットでの流通対抗」『朝日新聞』2001年12月31日朝刊
授業中に紹介しませんでしたが、DVD Audioの技術的性能、DVD Audioが普及しなかった理由に関する資料としては下記のようなものがあります。
なおSACD(super audio CD)は、PCM方式ではなく、DSD(Direct Stream Digital)方式を採用している点でDVD audioと技術的に差異化している。すなわち量子化ビット数は1bitとする代わりに、サンプリング周波数をCDの44.1kHzからその64倍の2.8224MHzに上げている。ただしダイナミックレンジは120dBとDVD audioよりも低い。
CDの音が振動周波数がかなり高い領域や、音量レベルがかなり低い領域で問題となることに関する技術的詳細は、http://blog.audiodesign.jp/?eid=211162にある。
しかしSACDと同じく、DVD Audioも一般的には普及しなかった。
普及しなかった理由に関して、上記WEB記事は、DVD Audioの高性能性を生かせないハード(DVD-Aプレーヤーからデジタル出力する際は自動的に48kHzにダウンサンプリングされてしまう)の存在というハードウェア的理由、および、DVD Audioの高性能を考慮していないDVD Audioソフトの存在というソフトウェア的理由という二つの視点から考察をおこなっている。
原告:株式会社アイアールシー
被告:総合技研株式会社
本裁判は、アイアールシーが出版した『自動車部品二〇〇品目の生産流通調査』1996年版や『カーエレクトロニクス部品の生産流通調査』第三版に記載されている「自動車部品に関するマーケットリサーチにより得たデータ」を、総合技研が「そのまま盗用し、あるいはデータの数値をわずかだけ改変する」などして『主要自動車部品二五〇品目の国内における納入マトリックスの現状分析』1999年版という書籍を出版したことがアイアールシーの「著作権及び著作者人格権を侵害し又は一般不法行為を構成するとして、著作権法一一二条一項に基づき侵害行為の差止め等を求めるとともに、著作権法一一四条二項、民法七〇九条に基づき損害賠償を求めた」裁判である。
これらのデータは、原告が主張するとおり、自動車部品の流通業界においては有用性が高いものであると認められるから、原告書籍が発刊された平成七年又は平成八年当時においては一定の財産的経済的価値を有し、保護され得たと解する余地がある。しかしながら、原告書籍が発刊された後においては、右データはだれもが利用可能な状態に置かれたことになるから、発刊直後に原告書籍をデッドコピーした書籍を発行するといった行為を除いて、そのような状態に置かれた右データを利用する行為が直ちに不法行為を構成するということはできない。
「誕生」期(流動期):多様なproduct designが生み出される。どのproduct designがMarketでdominantとなるかは不明
「同一の製品designを持つ製品の間での製品間競争における規定要因」
c.価格(price) — 「どの程度の価格なのか?」ということに関する製品間競争
↓
production processに関するinnovation(process innovation)による競争
ex.フォード生産システムからトヨタ生産システムへというprocess innovation
7月2日は6/25に提出されたエクセル・ファイルのグラフに示されたPC市場の変化に関する考察をおこないなさい。
全体的な動向変化に関する考察でも、部分的な変化(例えば、国内出荷台数が1992年の177万台から順調に増加し続け、1996年には約4倍の719万台にまで増加したこと)に関する考察でも構わないので、自分が特徴的と思う変化をどれか一つ取り上げてその変化の理由を考察しなさい。
なお今回は授業中に指定したメールアドレス宛に事前にファイルを提出して下さい。
(バックライト型表示装置)
1.液晶テレビ
(自発光型表示装置)
2.プラズマテレビ — パナソニック
3.有機EL(Organic Electro-Luminescence)テレビ — ソニー
4.FED(電界放出型ディスプレイ:Field Emission Display)テレビ — ソニー
5.SED(表面伝導型電子放出素子ディスプレイ型テレビ:surface-conduction electron-emitter display)テレビ — キヤノン、東芝
6月25日は下記に挙げたword文書に指定された課題を共同でも構わないのでやってください。すなわち、課題1のみを共同でやっても構いません。もちろん課題1と課題2を共同でやっても構いません。
[考えてみよう]単なる事実やデータは、それ自体としては、著作物としての保護対象にはならない。それにも関わらず、オープンデータ運動がなぜ運動として必要なのかを考察してみよう。
b.ダブルスタンダード説>関連事例>「取るに足らないようなプログラムには独占権を与えない、著作権を与えないという判決」としての、ドイツ最高裁の1985年判決 – インカッソプログラム(Inkassoprogramm)事件・・・・10
e. ダブルスタンダード説>関連事例>英国著作権法におけるoriginal 規定— 伝統的には「独自の技能と努力(『独創性』)」(independent skill and effort (、originality、)、しかし1988年創設のデータベース権に関しては創作的(creative)であることも必要となった。・・・・11
http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/0764EDAE64F0FC0949256A7600272B95.pdf
http://www.law.co.jp/cases/comline.htm
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S34/S34HO121.html
http://www.jpo.go.jp/seido/s_tokkyo/chizai04.htm
http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/A863301A6076633749256A77000EC3BE.pdf
originalityのある研究による結果であっても、同一の対象に対する同一の手続き(同一のやり方)でなされた実験研究によって生み出される成果は同一のものになる。originalityがある複数の研究が同一の成果を生み出す。
客観的で正当な実験研究という創造的行為の結果は、コピペ行為のないまったくのoriginalな研究であるにも関わらず、まったく同一になる。逆に、まったく同一の結果が生み出されなければ科学的におかしいということになる。(科学的実験の必須的要件としての、再現可能性)
これに対して、特許権は、申請主義による法的権利であり、originalityだけでなく、creativityやnoveltyが必要とされる。
「originalityはあるけれども、noveltyがないものが存在する」
同一の事実やデータなど同一の素材をseedsとして創造行為がなされた場合には、同一の成果が生み出されることになる
富士通が高見山関を起用して親指シフトキーボードを、NECが林真理子さんを起用してM式キーボードを派手に宣伝していた時代がありました(右上の図)。どちらも大企業ですから、膨大な資金を投じて独自の入力方式を開発し、日本語入力に苦しむ日本人を救おうとしたのでしょう。もっとも本当に苦しんでいたとの報告はありませんでしたが…。
一方、ローマ字入力には旗を振る教祖が存在しませんでした。教祖がいると、大衆側には好き嫌いが出ます。大衆は教祖のいないローマ字入力への帰依を深めていきました。
タッチタイピングに無関心であれば、入力方式に関心が持てるわけがありません。そこを、開発者たちは読み違えていたのだと思います。タッチタイピングができるパソコンユーザーは10%内外というのが業界筋の一致した意見です。
関連参考Web>kyo_oomiya「和文タイプライター 昔のワープロ?」http://www.geocities.jp/kyo_oomiya/jpntype.html
2) Hairston, M. “Disney’s Atlantis and Nadia”
http://web.archive.org/web/20011212160004/http:/utd500.utdallas.edu/~hairston/atlantis.html
3) 日本経済新聞社(2001)「そっくり?ネットで論争・ディズニー新作と日本TVアニメ」『NIKKEI NET 日経ブロードバンドニュース』日本経済新聞社、2001年5月27日
http://web.archive.org/web/20010603003701/http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20010527CCCI047626.html
4) “Nadia Art”
http://web.archive.org/web/20011104041956/http://ironmouse.dhs.org/dragon/nadi001.html
2) 岡田斗司夫「「ふしぎの海のナディア」徹底研究! インタビューノーカット版 その(1)」
http://blog.freeex.jp/archives/51321235.html
3) 岡田斗司夫「「ふしぎの海のナディア」徹底研究! インタビューノーカット版 その(2)」
http://blog.freeex.jp/archives/51321555.html
4) 岡田斗司夫「「ふしぎの海のナディア」徹底研究! インタビューノーカット版 その(3)」
http://blog.freeex.jp/archives/51321833.html
そのためにまず第一に、タイプライター、ワープロ専用機、PC、携帯電話機、スマートフォン、タブレットなどの文字入力のためのキーボード装置のキー配列というインターフェイスに関するイノベーションの歴史を取り上げることとする。
市場で支配的なProduct designよりも工学的性能に優れたキーボード配列が20世紀にいくつか「発明」されたが、QWERTY配列に取って代わることはできていない。
このように工学的性能の向上を実現したProduct Innovationであるにも関わらず、市場におけるdemandという点で成功を収めることができなかった例はいくつかある。
親指シフト配列 | JIS配列 | 新JIS配列 | ||
---|---|---|---|---|
かな配置の段数 | 3段 | 4段 | 3段 | |
かな文字用 キー総数 | 30 | 48 | 32 | |
シフトキーの位置 (使用する指) | 中央 (親指) | 両サイド (小指) | 両サイド (小指) | |
打鍵に 必要な キー ストロ ーク数 | 清音 | 1ストローク | 1ストローク | 1または2ストローク |
濁音 | 1ストローク | 2ストローク | 2または3ストローク | |
半濁音 | 1ストローク | 2ストローク | 2または3ストローク | |
拗音・促音 | 1ストローク | 2ストローク | 1または2ストローク | |
句読点 | 1ストローク | 2ストローク | 1ストローク | |
数字 | かなモードのまま入力可能 | 英数モードへの切替が必要 | かなモードのまま入力可能 |
2.国立大学法人滋賀大学(2012)「懲戒処分の公表について」平成24年5月21日
http://www.shiga-u.ac.jp/pdf/topics/kohyou_20120521.pdf
3.国立大学法人滋賀大学(2012)「教育学部教員の研究活動における不正行為に関する調査結果(概要)」
www.shiga-u.ac.jp/pdf/topics/chousakekkagaiyou.pdf
ガソリンエンジン技術の改良による燃費向上という技術的決定
問題文の内容の理解に関して、教員の想定外の「理解」に基づく答案が多かったので、少し厳しい採点となった。
なお「NHKが徴収しているのは、テレビ放送を受信する設備に対する受信料であって、テレビ放送の視聴サービスに対する対価としての視聴料ではない」ことを理解している答案は予想よりも多かった。すなわち、受信契約締結の法的義務は、「放送受信設備の設置」にともなって発生するものであり、「視聴サービスの利用」にともなって発生するものではないこと、それゆえ「NHKの放送をまったく視聴していない」としても、そのことを受信料拒否の理由にすることは法的には不適切な行為であることを理解している答案は予想よりも多かった。
前回の小テストで問題としていたのは、NHKの放送ビジネスに対するそうした法的義務の倫理的妥当性の根拠である。すなわち、「放送法による受信料の法的義務規定はどのような意味において社会的正義にかなっているのか?」「NHK受信料という法的義務を強制することの倫理的根拠は何なのか?」という問いに対する答えを期待していた。しかし法的義務の倫理的妥当性を適切に説明している答案はほとんどなかった。
すなわち、「NHK放送をまったく視聴していない」人々からも、「NHKが受信料を強制的に徴収することの社会的合理性はどこにあるのか?」に関して具体的に説明している答案はほとんどなかった。
そこで今回の授業では、「NHKが受信料を強制的に徴収することの社会的合理性」に関する批判的考察をおこなうこととした。
問b.行政官僚の「政治」的中立性の担保の議論においては行政業務を支える資金の出所が直接的には問題とはされないにも関わらず、なぜNHKの放送業務の場合にはそうしたことが問題となるのか?
問c.放送法の第4条では、放送事業者に対して「一 公安及び善良な風俗を害しないこと。、二 政治的に公平であること。、三 報道は事実をまげないですること。、四 意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること。」という4つの法的義務を課している。したがって政治的中立性はNHKだけでなく、民間放送事業者にも等しく課せられた法的義務である。
したがって「政治的中立性の確保」という目的の実現のためであれば、NHKだけではなく、民間放送局にも受信料を配分すべきではないのか?
言い換えれば、政治的中立性の確保ということだけから、受信料をNHKだけに独占的に配分することは正当化できないのではないか?
NHK「2014 FIFA ワールドカップ ブラジル」 8Kスーパーハイビジョンパブリックビューイング(国内4会場)」
https://pid.nhk.or.jp/event/PPG0244003/index.html
ザテレビジョンWEB(2014)「ワールドカップは臨場感抜群の8Kで! NHKがライブパブリックビューイングを実施!!」2014年5月19日
http://news.thetv.jp/article/46855/
http://www.nhk.or.jp/bunken/summary/research/report/2006_11/061103.pdf
www.ndl.go.jp/jp/data/publication/issue/0516.pdf
(3)渡辺武達(1995)「メディアの公共性と公益性」『評論・社会科学』(同志社大学人文学会)52, pp.81-198
(4)放送の公共性に関する調査研究会(1990)『放送の公共性に関する調査研究会報告書』郵政省放送行政局, 115pp
/次回以降の授業との関連/
諸Technologyを利用して、「Productにどのような機能を持たせるのか?」「それぞれの機能の性能をどの程度にするのか?」が製品設計(Product design)の問題である。
http://www.fujifilm.com/products/recording_media/technology_milestones/
テレビ番組の録画
4.TVの野球中継の録画
5.TVの映画番組の録画
録画済みビデオの再生
6.市販ビデオを購入しての再生
7.市販ビデオを借りての再生(レンタルビデオの再生)
8.他人が録画したビデオを借りての再生
↓
ex.3 病気治療の必要性/有用性に対応した製品カテゴリーとしての「医薬品」製品
病気を医学的視点から治療する機能を持った製品が「医薬品」製品である。
ex.1 水分摂取という必要性を充足する機能を持った製品は、多種多様に存在する。
さらにまた水分補給という機能は、「水道水」、「ミネラルウォーター」、「ブランド水(名水、銘水)」などの「水」製品カテゴリーに属する製品だけでなく、「野菜ジュース」、「お茶」、「コーヒー」、「ビール」など「飲料」製品カテゴリーに属する多種多様な製品も持っている。
ex.2 カロリー摂取・栄養摂取という必要性を充足する機能を持った食べ物・料理は、多種多様に存在する。
ex.3 生活習慣病という病気に対する対処法は複数のアプローチが存在する。
といった経営技術論的決定がProduct design(製品設計)の問題である。
「規模の経済」効果との関連
「経験曲線」効果との関連での説明 —- 性能ではなく、製造の単価の引き下げ
同判決に対しては一部から強い批判があったが、それとまったく対立する判決が同じ東京高裁で別の裁判長によって出された。すなわち、下記の記事にあるように、NHKが受信者に受信料の支払いを求めた訴訟に対する東京高裁の2013年12月18日の控訴審判決において下田文男裁判長は、「NHKの契約申し込みと、受信者の承諾の意思が一致しなければ受信契約は成立しない」という判断を示したのである。
J-CASTの同記事に書かれているように、裁判官によってこのように判断が分かれるということは、NHKの受信契約の現在のあり方に関して再検討が必要なことを示している。すなわち、J-CASTの同記事に紹介されているように、受信料を支払わない受信者に対しては放送にスクランブルをかけるなどの手段で見れないようにすれば良いのではないかという意見や、「NHKの放送を見ながらも受信料を払う人と拒否する人がいるのは不公平なのは事実。他方、さまざまなメディアが存在し受け手側の選択肢も拡大している。それだけに、「NHKを見たくない人でもテレビを設置しているだけで課金されるというシステムそのものを議論し、新たな徴収、課金方法を検討すべき」(放送関係者)時期にさしかかっているといえそうだ。」という意見もある。
こうした意見に対してどう答えるべきであろうか?
受信料と視聴料の差異を見落としている答案がいくつかあった。
受信料は、土地や住宅の「所有」者にかかる固定資産税と似ている。土地を利用しているだけの借地人や、住宅を借りているだけの「利用」者には固定資産税の納税義務はない。
すなわち固定資産税の支払義務は「所有」者にあり、「利用」者にはない。それと同じように、NHKの受信料の支払義務はTV受信機の「所有」者にあり、「利用」者にはないのである。
Material | ↓ | ↓ | ←←←製造装置/製造技術 | ↓ | Parts | ↓ | ↓ | ←←←製造装置/製造技術 | ↓ | Product |
スマートフォンは、液晶技術、電池技術を共通に用いているが、液晶ディスプレイの大きさやコントラスト比に差異が存在するし、電池の容量も差異がある。
配付資料にある「第二次世界大戦後に日本で初めて開発された旅客機YS11」は、どちらかと言えば日本人技術者、日本の飛行機メーカー、飛行機分野での戦後復興を求める日本人(国内の飛行機産業の育成を図りたいと考えている政府関係者)など「自国製の飛行機が欲しい」というwantsに導かれた製品イノベーションとしてwants-oriented innovationであったが、さまざまな要因からビジネス的成功を収めることはできなかった。
「イギリスとフランスが共同開発した超音速旅客機コンコルド」や「三井造船が事業主体となって開発を進めた「次世代」高速船・テクノスーパーライナー(TSL)」は、輸送機関の速度向上による移動所要時間の短縮というusefulness向上を実現した技術的イノベーションとしてusefulness-oriented innovationであったが、製品の高性能性の実現にともなう高コスト性の結果としてビジネス的成功を収めることはできなかった。
授業中にusefulness-oriented innovationとして位置づけられる上記以外の事例として、「カセット・ウォークマン」、「曲げられるディスプレイ」「曲げられるCPU」などを挙げた。
「「曲げられる無線回路の利点とは・・・」、半導体エネルギー研とTDKが語る」2005年12月13日
http://www.nikkeibp.co.jp/archives/417/417768.html
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20051212/111550/
問2 NHKのテレビ放送(地上波デジタル放送、衛星放送)は、公共経済学的な意味におけるnon-excludabilityという性格を持つと言えるかどうかを論じなさい。
「誰のモノでもないモノ」に関するpublic vs private —- 私有物にできるモノとできないモノがある
ローマ法の考えでは水は「万民の共有物」である(それゆえ利用権は成立しても私的な所有権は成立しない)
日本の1890年制定の旧民法の財産編25条の条文「公共物とは何人の所有にも属することを得ずして総ての人の使用することを得るもの謂う 例えば空気、光線、流水、太洋のごとし」
「公海」vs「領海」
要件A.Non-rivalrous性(非-競合性)
電波利用料、電波オークション
b. 他社に対する自社の優位性獲得を可能にした要因の模倣困難性を高める方法に関する経営技術論的アプローチにとしては、ポーターがTechnological leadership戦略と呼ぶ下記のような対応が存在する。
参考資料:ポーターにおける技術的リーダーシップ戦略vs技術的模倣者戦略
http://www.sanosemi.com/biztech/document/2014Porter-Technological_leadership.pdf
(2)様々なTechnologyから構成されているProductとしてのPC、スマートフォン、ゲーム専用機
TechnologyはProductの機能や性能の規定要因/制約要因であるが、同一のTechnologyを用いるにしても多様なProductが可能。
ガソリン自動車は、ガソリン・エンジンというTechnologyを共通に用いているが、多様な機能・性能を持った多様なProduct Designが存在する。
ガソリン・エンジンの排気量は機種によって大きな差がある。
スマートフォンは、液晶技術、電池技術を共通に用いているが、液晶ディスプレイの大きさやコントラスト比に差異が存在するし、電池の容量も差異がある。
課題2 インテル、ソニー、パナソニックの研究開発費はほぼ同額である。マイクロソフトはそれらよりも4割ほど多い研究開発費を支出している。こうしたことが、「ソニー、パナソニック」と「インテル、マイクロソフト」の売上高に対する営業利益率(2005-2009)の違いに関係していると思われる。どのように関係していると思われるのかを説明しなさい。
課題3 売上高に対する研究開発費率がマイクロソフトは14.6%、インテルは15.2%と高いのに、デルは1.0%、アップルは3.2%と低い。
(1) なぜデルは売上高に対する研究開発費率が低いのか?またそうした低さがデルの企業としての競争力に関してどのような影響を与えているのか?
(2) なぜアップルは売上高に対する研究開発費率が低いのか?またそうした低さにも関わらず、アップルの企業としての競争力が高いのはなぜか?
PC(Windowsマシン) | アップルのiPhoe,iPad,iPod | |
OS | マイクロソフト社 Windows OS | アップル社 iOS |
CPU | インテル社 Coreシリーズ | アップル社 A5,A6,A7 |
製造総費用=固定費用+可変費用
可変費用≒限界費用×総製造台数
製造総費用≒固定費用+限界費用×総製造台数
したがって
製造単価=製造総費用÷総製造台数
≒(固定費用+限界費用×総製造台数)÷総製造台数
≒固定費用÷総製造台数+限界費用
Mac OS Xは説明していない。
[注1]研究開発(research and development)によるInvention(発明)、creation(創作)により、特許権、著作権などの知的財産権の取得が可能。[モノ(ハードウェア)に対しては特許権で、プログラム(ソフトウェア)に対しては著作権で法的に保護される。]
↓
知的財産権の取得により、「高い模倣困難性」の維持・実現が可能になる
↓
「市場の独占」、「高い営業利益率の確保」などが可能になる。
ex. マイクロソフト、インテル、アップル、ファナックなどの高い営業利益率
エレクトロニック・コンピュータ (electronic computer, 電子計算機) |
|
↓ | |
1960-70年代頃 | |
↓ | |
上位市場 | メインフレーム・コンピュータ (mainframe computer, large-scale computer, 大型計算機) |
下位市場 | ミニ・コンピュータ(minicomputer,ミニコン) |
↓ | |
1980-90年代頃 | |
↓ | |
上位市場 | メインフレーム・コンピュータ |
中位市場 | ミニ・コンピュータ |
下位市場 | パーソナル・コンピュータ (PC, personal computer, microcomputer) |
↓ | |
現代 | |
↓ | |
最上位市場 | メインフレーム・コンピュータ |
中位市場 | サーバー・コンピュータ |
下位市場 | PC |
最下位市場 | タブレット、スマートフォン |
参考WEB
「集積回路 歴史 SSI、MSI、LSI」blog開発・設計から実装組立まで
http://tblog002.tou3.com/COB/%E9%9B%86%E7%A9%8D%E5%9B%9E%E8%B7%AF%20%E6%AD%B4%E5%8F%B2%20ssi%E3%80%81msi%E3%80%81lsi
表1>日本における産業分野別の売上高に対する研究開発費および営業利益の割合比較(2007年度から2011年度にかけての5カ年度平均)
表2>情報通信機械器具製造業における日米の代表的企業における売上高に対する研究開発費および営業利益の割合比較
「汎用」化 | vs | 「専用」化 |
↓ | ↓ | |
Broad Target | Narrow Target | |
↓ | ↓ | |
PC、スマートフォン | ゲーム専用機、ワープロ専用機 |
「低コスト」化 | vs | 「差異」化 |
↓ | ↓ | |
Lower Cost | Differentiation | |
↓ | ↓ | |
下位市場 | 上位市場 |
ex.2 携帯電話に対するゲーム機能の付与による「汎用」化 —- ゲーム「専用」機のadvantageの喪失?
material(素材) |
parts(部品) |
module(モジュール) |
product(製品) |
柳原雅彦(2000)「自動車におけるモジュール化 : コックピットモジュールの現状と将来像」『精密工学会誌』 66(7), pp.1016-1019
http://ci.nii.ac.jp/naid/110001368147柳原雅彦:トヨタ自動車(株)技術部門
(<特集>モジュール化設計・生産技術)
林達彦(2013)「VWのモジュール化が進んでいる訳」日経Tech-On!, 2013/03/05 17:36
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20130305/269512/
BIOS
初期コスト | 学習コスト | |
ランニングコスト | 入力時間(1/入力速度) | |
スイッチングコスト |
「イノベーションに関するクリステンセンの見解」
http://www.sanosemi.com/biztech/document/Christensen-theory-of-Innovation.pdf
市場でドミナントな製品デザインの変動 — 製品セグメントによる存続期間の多様性
同一の製品デザインがドミナントな製品デザインとして長期的に存続する場合もあれば、ドミナントな製品デザインが短期的に次々と変動する場合もある。自転車の製品デザインおよびキーボード配列の製品デザインは、長期的に存続し続けているドミナント・デザインの典型的事例である。携帯音楽機器の製品デザインは、ドミナントな製品デザインが短期的に次々と変動した典型的事例である。
ドミナント・デザインの存続期間のこうした差異を理論的に説明する一つの方法は、技術発達のS カーブと市場ニーズの上限という関係から考察することである。
任天堂 | ソニー | マイクロソフト | |||
Gamecube (2001) |
PS2 (2000) |
XBOX (2001) |
|||
IBM Powerアーキテクチャ |
MIPS MIPSアーキテクチャ |
Intel x86アーキテクチャ |
|||
(Power PC G3) | (MIPS R5900) | (Intel PentiumIII) | |||
↓ | ↓ | ↓ | |||
同一アーキテクチャ 互換 |
異質アーキテクチャ 非互換 |
異質アーキテクチャ 非互換 |
|||
↓ | ↓ | ↓ | |||
Wii (2006) |
PS3 (2006) |
XBOX360 (2005) |
|||
IBM
Powerアーキテクチャ |
|||||
(Power PC G3) | (Power PC G5) | ||||
↓ | ↓ | ↓ | |||
同一アーキテクチャ 互換 |
異質アーキテクチャ 非互換 |
異質アーキテクチャ 非互換 |
|||
↓ | ↓ | ↓ | |||
Wii U (2012) |
PS4 (2013) |
XBOXOne (2013) |
|||
IBM Powerアーキテクチャ |
AMD x86アーキテクチャ |
||||
(Power PC G3) | (Jaguarアーキテクチャ) |
アドレス空間の大きさ(CPUが一度の動作で取り扱い可能な数
CPUの ビット数 |
一度の動作で 取り扱い可能な 対象の数 |
一度の動作で 取り扱い可能な 対象の の具体例 |
4ビット | 24=16 | 数字(0~9)、アルファベット(A-Z,a-z) |
8ビット | 28=256 | 数字(0~9)、アルファベット(A-Z,a-z)、 ひらがな、かたかな |
16ビット | 216=65,536 | 数字(0~9)、アルファベット(A-Z,a-z)、 ひらがな、かたかな 漢字 |
CPUによるメモリアドレス指定に対応した記憶管理の単位を1KBとした場合に、CPUの一度の動作で指定可能なメモリ空間の大きさ
CPUの ビット数 |
一度の動作で 取り扱い可能な メモリ空間の大きさ |
一度の動作で読込先や書込先が 指定可能な記憶装置の具体例 |
4ビット | 24=16KB | |
8ビット | 28=256KB | |
16ビット | 216=65,536KB=64MB | FD(1.4MB)、CD-ROM(640MB) |
32ビット | 232=4GB | FD(1.4MB)、CD-ROM(640MB)、DVD(4.7GB) |
64ビット | 264=16EB(1TBの1600万倍) | FD(1.4MB)、CD-ROM(640MB)、DVD(4.7GB)、ブルーレイ(片面25GB) |
PCと比較したゲーム専用機の特徴
1.同一機種(同一プラットフォーム機種)の大量生産=大量販売
2.同一機種(同一プラットフォーム機種)の比較的長期期間にわたる利用
3.最初は既存モジュールの転用、やがて専用チップの新規開発による差異化へ
製品イノベーションにおける戦略的対応の分類(その1)
— 個別製品視点から見た製品イノベーションに関する4つの基本的な戦略的対応
1.「差異化」戦略
2.「低コスト化」戦略
3.「差異化集中」戦略
4.「コスト集中」戦略
製品イノベーションにおける戦略的対応の分類(その2)
— 製品システム視点から見た、非集中戦略的製品イノベーションに関する4つの戦略的対応
1.「差異化重視」戦略 — 互換性維持の放棄という「犠牲」のもとに、新機能実現や大幅な性能向上による差異化を重視
2.「互換性維持重視」戦略 — 新機能実現や大幅な性能向上による差異化の断念という「犠牲」のもとに、互換性維持を重視
3.「両立重視」戦略 — コスト増大という「犠牲」のもとに、差異化と互換性維持の両立を重視
4.「非差異化・非互換」戦略 — 互換性維持のためのコストも、新機能実現や大幅な性能向上による差異化のコストも負担しないが、とにかく「新しいもの」による製品イノベーション(単なるNeuerungとしてのイノベーション)
<差異化 vs 低コスト化>視点
1.「製品レベルでの差異化」vs「製品レベルでの低コスト化」のトレードオフ関係
<集中化 vs 非集中化>視点
2.「製品レベルでの集中化」vs「製品レベルでの非集中化」のトレードオフ関係
<差異化 vs 互換性維持>視点
3.「モジュールレベルでのradical innovationによる差異化」vs「モジュールレベルでの互換性維持」のトレードオフ関係
4.「モジュールレベルでのradical innovationによる差異化」vs「製品レベルでの互換性維持」の両立可能性
↓
B.製品イノベーションにおける戦略的対応の分類(その1)
1.「差異化重視」戦略
2.「互換性維持重視」戦略
3.「両立重視」戦略
4.「非差異化・非互換」戦略
「性能向上」重視戦略(「差別化」重視戦略)、「互換性維持」重視戦略(「バンドワゴン効果」重視戦略)vs 「両立」戦略
の具体的展開と、メリットデメリット
「両立」戦略が可能なのはゲーム専用機の特徴によるもの
先週は、PC用CPUを例に取って、モトローラが前者の戦略を、インテルが後者の戦略を取ったことを説明した。
PC用CPUでは「差別化」と「互換性維持」の両立が困難であるが、ゲーム専用機という製品では「差別化」と「互換性維持」の両立が不可能ではない。(PCでも16ビット登場期には、NEC PC98-DOや富士通 FM-11 8bit/16bit両用機(7種類のOSが動作)Duoのようにそうした製品が存在した。)
「性能向上」重視戦略(「差別化」重視戦略)vs 「互換性維持」重視戦略(「バンドワゴン効果」重視戦略)vs 「両立」戦略
「両立」戦略が可能なのはゲーム専用機の特徴による
ゲーム専用機の特徴
1.同一機種(同一プラットフォーム機種)の大量生産=大量販売
2.同一機種(同一プラットフォーム機種)の比較的長期期間にわたる利用
3.最初は既存モジュールの転用、やがて専用チップの新規開発による差異化へ
技術的視点から見た差異化と低コスト化
A.差異化 —- 新規研究開発投資、新規設備投資といった固定費の必要性
1.新機能実現
2.大幅な性能向上の実現)
B.低コスト化 —- 既に研究開発済みのモジュールの転用(活用)、既存生産設備の転用(活用)
1.既存モジュールの転用(活用)
2.既存技術の転用(活用)
技術的説明
MIPS=Million Instruction Per Second
1秒間に処理できる情報量=「1度の処理で取り扱える情報量」×「1秒間に処理できる回数」
CPU — 8,16,32,64
GPU — 8,16,32,64,128
(Graphic Processing Unit)
画像に関する指示命令をもとにGPUが画像データを生成
画像データを直にもつことは大変
DVD画質(約30万画素)でも、1ドット当たり3byte(24bit)のデータ量
R、G、Bそれぞれに1byte(8bit)の情報量
1画面で3byte/画素×30万画素=90万byte≒0.9MB
1秒間に60画面なので1分間には3600画面
したがって1分間の動画で非圧縮ならば
0.9MB×3600=3240MB≒3GBものデータ量になる
したがって画像データで持つのではなく、画像に関する指示命令データで持つようにする
Dhrystone – Wikipediaja.wikipedia.org/wiki/Dhrystone
Dhrystone(どらいすとーん)は、1984年に Reinhold P. Weicker が開発した合成ベンチマークプログラムであり、システム(整数)プログラミングの性能に注目したベンチマークである。Dhrystone は、SPECint として知られている CPU89 ベンチマークが現れる …
製品単価=総費用/総生産数
=(可変費用+固定費用)/総生産数
=可変費用/総生産数+固定費用/総生産数
=限界費用+固定費用/総生産数
限界費用は、「経験曲線」効果(ex.カイゼン)で低減
固定費用/総生産数は、総生産数の増大による「規模の経済」効果で低減
マジコンについての質問あり
CPUの ビット数 |
一度の動作で 取り扱い可能な 対象の数 |
一度の動作で取り扱い可能な 対象範囲の具体例 |
4ビット | 24=16 | 数字(0~9)、アルファベット(A-Z,a-z) |
8ビット | 28=256 | 数字(0~9)、アルファベット(A-Z,a-z)、 ひらがな、かたかな |
16ビット | 216=65,536 | 数字(0~9)、アルファベット(A-Z,a-z)、 ひらがな、かたかな 漢字 |
CPUの ビット数 |
一度の動作で 取り扱い可能な メモリ空間の大きさ |
対応する記憶装置の の具体例 |
4ビット | 24=16KB | |
8ビット | 28=256KB | |
16ビット | 216=65,536KB=64MB | FD(1.4MB)、CD-ROM(640MB) |
32ビット | 232=4GB | FD(1.4MB)、CD-ROM(640MB)、 DVD(4.7GB) |
64ビット | 264=16EB(1TBの1600万倍) | FD(1.4MB)、CD-ROM(640MB)、 DVD(4.7GB)、ブルーレイ(片面25GB) |
1画面の色情報を指定するのに必要な情報量は、画面の画素数に応じて次のように大きくなる。
DVDなどの標準画質である約30万画素(640ドット×480ドット)の場合 — 900KB
フルハイビジョン画質である約200万画素(1920ドット×1080ドット)の場合 — 6,075KB≒約6MB
なおPCエンジンは、CPUがカスタム版の6502であり、ファミコンと同一タイプのCPUであるが、動作周波数はファミコンが1.79MHzであったのに対して、PCエンジンはその4倍の7.16MHzと4倍も高速であった。
世代区分 | first-mover | second-mover |
「8ビット」ゲーム機 (1983/7) |
任天堂:ファミコン セガ:SG-1000 |
NEC:PCエンジン(1987/10) |
↓ | ||
「16ビット」ゲーム機 (1988/7) |
セガ:メガドライブ | 任天堂:スーファミ(1990/11) |
↓ | ||
「32ビット」ゲーム機 (1994) |
SONY:PSほか多数 | |
↓ | ||
「64ビット」ゲーム機 (1996/6) |
任天堂:N64 | SONY:PS2(2000/3) |
関連資料
世代区分 | first-mover | second-mover | |
ROMカートリッジ (1983/7) |
任天堂:ファミコン | ||
↓ | |||
Floppy Disk (1986/2) |
任天堂:ファミリーコンピュータディスクシステム (Family Computer Disk System) |
||
↓ | |||
CD ROM (1988) |
NEC:PCエンジン CR-ROM2(1988/12) | SONY:初代PS(1994/12)ほか | |
↓ | |||
DVD (2000/3) |
ソニー:PS2(2000/3) | ||
↓ | |||
ブルーレイROM (2006/11) |
ソニー:PS3(2006/11) |
関連資料
製品の1単位当たりの製造コスト | = | (研究開発・製品開発・製品製造 に関わる総費用)÷総製造台数 |
= | (固定費+変動費)÷総製造台数 | |
= | 固定費÷総製造台数+変動費÷総製造台数 |
製品の1単位当たりの製造コスト | = | 固定費÷総製造台数+限界費用 |
総製造台数が大きければ大きいほど、平均固定費用=固定費÷総製造台数はゼロに近づく。製品イノベーションや工程イノベーションを実現するための研究開発費は固定費の代表的なものである。
アッタ-バックは、イノベーション論的視点から市場セグメントの形成・発展・衰退のあり方を考察し、Product Innovation(製品イノベーション)やProcess Innovation(工程イノベーション)のあり方に関して下図のような傾向が存在すると論じている。
1.流動期 (Fluid phase) |
機能や性能が異なる多種多様なDesignのProductが競争 Product InnovationによるProductの差別化が主流、Process Innovationは不活発 |
2.移行期 (Transitional phase) |
Dominant Designの成立 時間の経過と共にdominant design(市場において支配的な製品設計)が成立する |
3.固定期 (Specific phase) |
特定のProduct Designが市場を支配 Product Innovationは不活発、Process Innovationによる製造Cost低減や品質改善が主流 |
[関連WEB]
EE Times Japan(2013)「iPhone 5s/5cのBOMコスト、差は10ドル」2013年09月25日
http://eetimes.jp/ee/articles/1309/25/news068.html
「3D対応テレビ」や「3D対応ゲーム機」という製品開発を例に取ると、下記の二つを区別することが必要である。
vs
最終授業
(2)マイクロソフト ソフトウェア使用許諾契約書
http://office.microsoft.com/ja-jp/products/FX103576343.aspx
Q.本ソフトウェアで許可されない行為などはありますか。
A. はい。本ソフトウェアはライセンス許諾されるものであり、販売されるものではないため、本ライセンス条項に明示的に許諾されていない権利 (知的財産に関する法律に基づく権利など) はすべてマイクロソフトが留保します。特にこのライセンスは、次の行為に関してお客様にいかなる権利も与えるものではなく、お客様は次の行為を行うことはできません。本ソフトウェアの機能を別々に使用または仮想化すること。本ソフトウェアを公開、複製 (許諾されたバックアップ用の複製を除く)、レンタル、リース、または貸与すること。本ソフトウェアを譲渡すること (本ライセンス条項で許諾されている場合を除く)。本ソフトウェアの技術上の保護手段の回避を試みること。本ソフトウェアに対してリバース エンジニアリング、逆コンパイル、または逆アセンブルすること。ただし、関連する法令において、禁止の合意にもかかわらずこれらの行為が許可されている場合のみ、この制限に関係なく、このような行為も法の範囲で許可されます。お客様は、インターネット ベースの機能を使用している場合、第三者によるそれらの機能の使用を妨げる可能性のある方法で、またはサービス、データ、アカウント、もしくはネットワークに不正な方法でアクセスを試みるために、これらの機能を使用することはできません。
(2) 技術の発展限界の存在 — 技術発展に関するS字カーブ的構造の存在
(3) 「スイッチング・コスト」、「経路依存性」、「市場で評価される製品性能の上限」、「バンドワゴン効果」に起因する「技術のロックイン」現象
http://ja.wikipedia.org/wiki/Darwin (オペレーティングシステム)
鳥澤孝之(2009)「日本版フェアユース規定」導入の議論と図書館への影響」カレントアウェアネス-E、No.145 2009.03.04
http://current.ndl.go.jp/e895
日本文藝家協会、日本写真著作権協会、日本書籍出版協会、日本雑誌協会、学術著作権協会、日本新聞協会の6団体は、2010年1月20日に、日本版フェアユースと呼ばれる著作権法上の「権利制限の一般規定」導入に反対する意見書を、文化庁の審議会委員宛に提出している。
日本新聞協会(2010)「「権利制限の一般規定」導入に関する意見書」
http://www.pressnet.or.jp/info/seimei/iken20100120.pdf
ITMedia(2010)「新聞協会など、日本版フェアユースに反対 「Webページの無断印刷は被害甚大」」ITMedia News、2010/1/20
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1001/20/news096.html
岡田有花(2010)「「日本版フェアユース」の対象は 報告書まとまる」
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1001/20/news087.html
文化審議会著作権分科会の法制問題小委員会 報告書(概要)
http://www.bunka.go.jp/chosakuken/singikai/housei/h21_shiho_07/pdf/shiryo_3_1.pdf
文化審議会著作権分科会の法制問題小委員会 報告書
http://www.bunka.go.jp/chosakuken/singikai/housei/h21_shiho_07/pdf/shiryo_3_2.pdf
文化審議会著作権分科会法制問題小委員会(第7回)議事録(2010年1月20日
http://www.bunka.go.jp/chosakuken/singikai/housei/h21_shiho_07/gijiyoshi.html
文化庁長官官房著作権課(2011)「文化審議会著作権分科会法制問題小委員会 権利制限の一般規定に関する最終まとめの概要」
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/tyousakai/contents_kyouka/2011/dai4/siryou2_1.pdf
知的財産戦略推進事務局会議室(2011)「知的財産戦略本部 コンテンツ強化専門調査会(第4回) 議事次第」
トップ >会議等一覧 >知的財産戦略本部 >コンテンツ強化専門調査会
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/tyousakai/contents_kyouka/2011/dai4/gijisidai.html
著作権法改正案
http://www.mext.go.jp/b_menu/houan/an/detail/1318798.htm
木村孝(2012)「日本版フェアユースとは何か」情報通信政策Watch,2012年12月3日 (
http://ict.cocolog-nifty.com/ict/2012/12/post-80f1.html
「日本版フェアユース1 ~フェアユースとは?~」著作権の最新事情 2012年11月30日
http://www.hou-nattoku.com/chizai/case2012/009.php
「日本版フェアユース2 ~フェアユースと「写り込み」~」著作権の最新事情 2012年12月 7日
http://www.hou-nattoku.com/chizai/case2012/010.php
「日本版フェアユース3 ~「資料作成」・「技術開発」などはフェアユースの範囲内?~」著作権の最新事情、2012年12月14日
http://www.hou-nattoku.com/chizai/case2012/011.php
福井健策-2012-福井弁護士のネット著作権ここがポイント-著作権法改正でこう変わる
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/special/fukui/20120411_525463.html
http://www.ap.org/pages/about/pressreleases/pr_040609a.html
GoogleのAlexander Macgillivray氏のブログ
http://googlepublicpolicy.blogspot.com/2009/04/some-questions-related-to-google-news.html
http://weblogs.hitwise.com/heather-dougherty/2009/04/online_news_aggregators_friend.html
http://news.bbc.co.uk/go/pr/fr/-/2/hi/technology/7988561.stm
http://news.cnet.com/8301-1023_3-10215444-93.html
http://www.naafoundation.org/ScholasticPress/Teens-Know.aspx
b.株式会社ブライナ(2013)「AP通信記事の部分転載、フェアユースでなく著作権侵害、米地裁」知財情報局IP-NEWS、2013/03/26
http://news.braina.com/2013/0326/judge_20130326_001____.html
情報公共論 2013.07.09
情報公共論 2013.06.18
【ゲジヒト】浦沢PLUTOと手塚プルートウのキャラクターを比較してみた【アトム】更新日: 2010年11月08日RSS
http://matome.naver.jp/odai/2128885363843901001
From Copy to Creation
transformative(変容的)であることを議論はしていない。
(2) 技術の発展限界の存在 — 技術発展に関するS字カーブ的構造の存在
(3) 「スイッチング・コスト」、「経路依存性」、「市場で評価される製品性能の上限」、「バンドワゴン効果」に起因する「技術のロックイン」現象
dominant design成立前には、プロダクト・イノベーションに基づく製品の「機能」的差別化や「性能」差別化が重要となる
(1) ある特定時点で実現可能性のあるプロダクト・イノベーションの数の有限性
(2) 技術の発展限界の存在 — 技術発展に関するS字カーブ的構造の存在
(3) 「スイッチング・コスト」、「経路依存性」、「市場で評価される製品性能の上限」、「バンドワゴン効果」に起因する「技術のロックイン」現象
キーボード配列および自転車におけるdominant product design(dominant design)の歴史的不変性
新規顧客に関する議論 — 顧客の再生産構造におけるネットワーク構造的規定
新規ユーザー ←→ タイプライター・メーカー
(Qwerty配列orフルキーボード式配列)
\ /
タイピスト学校
(Qwerty配列orフルキーボード式配列)
新規ユーザー ←→ PCメーカー(Windowsマシン)
\ /
大学などの学校
(Windowsマシン)
新規ユーザー ←→ PCメーカー
(Qwerty配列)
\ /
タイピング・ソフト
(Qwerty配列)
新規ユーザー ←→ 自動車メーカー
(ハンドル、ブレーキ、アクセル)
\ /
自動車教習所
(ハンドル、ブレーキ、アクセル)
既存顧客に関する議論 — 経路依存性という歴史的規定
ただし職務で創作した著作物に関しては、所属企業(所属組織)に著作権が帰属する。発明に関してもそれと同じように職務による発明の特許権を所属企業(所属組織)に帰属させることが可能である。
新しい発明として特許権を取得できるためには、「先発明」主義では先に発明者がいないことが、「先願」主義では先に特許申請者がいないことが条件になる。
アメリカは特許権に関して、「先発明」主義を採用していたが、最近では「先願」主義に移行している。これは、国際的動向に合わせるためでもあるが、「先発明」主義では企業活動に大きなリスクがあるためでもある。「先願」主義的取り扱いでは、特許権取得のために申請が必要不可欠となる。
なおアメリカは著作権取得のためにも、著作権取得の意思表明が必要であった。そうしたこともあり、アメリカでは米国著作権局への著作権登録が現在も盛んである。もちろん現在では著作権取得の意思表明も著作権登録もなしで著作権を取得できるが、新しい著作として著作権を取得できるためには一定の条件を満たす必要がある。次週はそうした条件について考察する。
授業内容
ベータ型VCR、VHS型CRというVTR製品のシステム性に基づく製品競争力の差異
テレビ放送というコンテンツ、海外旅行先・子供の運動会や演芸会というコンテンツ、1/2インチ幅のテープ製造設備などに関しては、両者の間での差異は基本的にはない。
しかしレンタルビデオ店での品揃えを考えると、差異が生じることになる。
まったく新規にVTR製品を購入しようとしている新規顧客に関しては、こうした市場に流通している補完財の質(レンタルビデオの番組タイトル数)や量(レンタルビデオ店に一時に並んでいるビデオの本数)に関わる差異が結果的に製品本体の製品競争力に差異を生じさせることになる。これを補完財に関するバンドワゴン効果と呼ぶ。
これに対して、すでに録画済みのビデオテープ、購入済みのパッケージ・ビデオを持っている既存顧客の場合には、そうした自らが持つ補完財(録画済みビデオ、購入済みビデオ)に関するバンドワゴン効果により、上記とは逆の選択が「合理的」になる。
来週はそうしたロックイン効果について考察し、論じることにする。
先週の復習
今週の内容
来週の予定—今週の授業の論じ忘れたこと
ソニー「ロケーションフリーって何?」
http://www.sony.jp/products/Consumer/locationfree/howto/
B-CASカードの役割
[今週の授業内容]
[来週の授業内容]
情報公共論 2013.05.28 授業メモ
1.「どのような意味において、フジテレビや日本テレビのような地上波デジタル放送は公共財であるのか?」
2.「どのような意味において、NHK放送の地上波デジタル放送は公共財であるのか?」
「コモンズの悲劇」(利用料金を払わずに自由勝手に利用されると、「新たな財の生産に対するインセンティブがなくなる」ことや、「既存の財の維持や改良に対するインセンティブが働かない」こと)の回避
2) 情報財を公共財とすることの意味(「みんなで自由に利用できる」ことのメリット)
「アンチコモンズの悲劇」(自由勝手に利用できず、利用しようとすると許諾を得たり利用料金を払う必要があると、「新たな財の生産コストを増大させる」ことになるし、「既存の財を自分に使いやすいようにカスタマイズしたり、新しい機能を付け加えたりより高性能にしたりするなどの改良ができない」ことになる)の回避
3.情報公共論 2013.05.14 参考資料[一部資料パスワード保護付き]
『2013年度経営技術の授業理解を助けるためのメモ』part2 pp.1-10[A3-5枚]
http://sano.s2.coreblog.jp/wp-content/uploads/2013/04/2013-04-19.pdf
produceに関するwhatとhow
Productの「機能」「性能」「コスト」とPorter的議論 — innovationによる競争優位の獲得
「新機能」の実現や「既存機能に関する性能向上」の実現によるdifferentiationの追求[differentiation戦略]
「製造コスト」の低減や「販売コスト」の低減によるcost leadershipの追求[cost leadership戦略]
Productの「機能」「性能」「コスト」とニーズ概念の理論的明確化—「必要性」「欲求」「需要」の相対的区別と連関
ホリさんによる自動車の歴史的発展に関するレポート発表(パワーポイントによる発表)
慶應大学エリーカ
[翌週の授業内容]情報公共論 2013.05.14
ソースコード | 人間が読み書きできる形式のソフトウェア |
↓ 変換ソフトウェア ↓ |
人間が読み書きできる形式で書かれたソフトウェアを、 ハードウェア(CPU)が理解できる形式のソフトウェアに変換するソフト (アルファベットや漢字で書かれたソフトウェアを 0と1のみで書かれたソフトウェアに変換するソフトウェア) |
オブジェクトコード | ハードウェア(CPU)が理解できる形式のソフトウェア (0と1のみで書かれたソフトウェア) |
技術的性能としては、画素数が大きいほうが性能がより高い。
名称 | 横 | 縦 | 総画素数 |
標準画質テレビ (SD:Standard Definition) |
640ドット | 480ドット | 約30万画素 |
ハイビジョンテレビ (HD:High Definition) |
1,366ドット | 768ドット | 約100万画素 |
フルハイビジョンテレビ (Full HD) |
1,920ドット | 1,080ドット | 約200万画素 |
名称 | 横 | 縦 | 総画素数 |
地上波アナログ放送 | 640ドット | 480ドット | 約30万画素 |
地上波デジタル放送 | 1,440ドット | 1,080ドット | 約150万画素 |
フルハイビジョン放送 (2K放送) |
1,920ドット | 1,080ドット | 約200万画素 |
4K放送 | 3,840ドット | 2,160ドット | 約800万画素 |
8K放送 | 7,680ドット | 4,320ドット | 約3,200万画素 |
NHK放送技術研究所「スーパーハイビジョンの方式」研究内容紹介>次世代放送メディア
www.nhk.or.jp/strl/vision1/r1-1-1.htm
24ビット=1677万色表示の意味
光の三原色R,G,Bそれぞれの色に関する明るさを256段階で指定する方式が一般的 — R,G,Bそれぞれに1byte(8bits)の情報量
PSPとDSの「カタログ性能」と「実感性能(実性能)」の違い
色見本 図1 | ||||
左から順にR,G,Bが#FF0000(255,0,0)、#DF000(223,0,0)、#BF000(191,0,0)、#9F000(159,0,0)、#7F000(123,0,0)、#5F000(91,0,0)、#3F000(59,0,0)、#1F000(27,0,0)というように順に暗い赤色が指定してある。 | ||||
■■■■■■■■ |
色見本 図2 | |||||
色指定 | 色見本 | 色指定 | 色見本 | ||
R255,G0,B0 | #FF0000 | ■ | R239,G0,B0 | #EF0000 | ■ |
R254,G0,B0 | #FE0000 | ■ | R238,G0,B0 | #EE0000 | ■ |
R253,G0,B0 | #FD0000 | ■ | R237,G0,B0 | #ED0000 | ■ |
R252,G0,B0 | #FC0000 | ■ | R236,G0,B0 | #EC0000 | ■ |
R251,G0,B0 | #FB0000 | ■ | R235,G0,B0 | #EB0000 | ■ |
R250,G0,B0 | #FA0000 | ■ | R234,G0,B0 | #EA0000 | ■ |
R249,G0,B0 | #F90000 | ■ | R233,G0,B0 | #E90000 | ■ |
R248,G0,B0 | #F80000 | ■ | R232,G0,B0 | #E80000 | ■ |
R247,G0,B0 | #F70000 | ■ | R231,G0,B0 | #E70000 | ■ |
R246,G0,B0 | #F60000 | ■ | R230,G0,B0 | #E60000 | ■ |
R245,G0,B0 | #F50000 | ■ | R229,G0,B0 | #E50000 | ■ |
R244,G0,B0 | #F40000 | ■ | R228,G0,B0 | #E40000 | ■ |
R243,G0,B0 | #F30000 | ■ | R227,G0,B0 | #E30000 | ■ |
R242,G0,B0 | #F20000 | ■ | R226,G0,B0 | #E20000 | ■ |
R241,G0,B0 | #F10000 | ■ | R225,G0,B0 | #E10000 | ■ |
R240,G0,B0 | #F00000 | ■ | R224,G0,B0 | #E00000 | ■ |
色見本 図3 左から順にR,G,Bが#1F000(27,0,0)、#1F000(00,0,0)と指定してある。 |
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■■ |
「情報の非対称性」を利用する企業
「情報の非対称性」を解消することでイノベーションの普及に成功した企業
「情報の非対称性」に悩む企業
「情報の非対称性」にうまく対応できなかったため、イノベーションの普及に失敗した企業
ソースコード(人間が読み書きできる形式のプログラム・ソフトウェア)
オブジェクトコード(コンピュータが読み書きできる形式のプログラム・ソフトウェア)
なぜ、ソースコードをオープンにしないソフトウェアをマイクロソフトは販売しているのか?
<紙媒体の書籍の場合>
1. 著者
2. 印刷会社
3. 出版社(編集・在庫管理)
<運送業者>
4. 取次
<運送業者>
5. 書店
6. ユーザー
<現在主流の電子書籍の場合>
1. 著者
2. 出版社(編集・在庫管理)
3. WEBサイト(amazon.co.jp、楽天)
4. ユーザー
野村総合研究所「ステークホルダー」『経営用語の基礎知識』
http://www.nri.co.jp/opinion/r_report/m_word/stake_holder.html
[次回の授業内容]
コンピュータ関連知識—コンピュータの分類、および、コンピュータ市場の歴史的発展ほか
[以下の「文字コード」に関する議論は授業の補足である。]
コンピュータに数字データ、文字データ、画像データなどを取り扱わせるためには、コンピュータが「理解」できるように、それらのデータを「0」と「1」の羅列に置き換える必要がある。
「0」と「1」の羅列への置き換え方を「文字コード」と呼んでいるが、「文字コード」にはいくつもの種類がある。日本語表記用の文字コードとしては、「JISコード」(ISO-2022-JP)、「Shift JIS」、「EUC-JP」がある。また多言語対応した文字コードとしては「UTF-8」や「UTF-16」などのUnicodeが有名である。
ブラウザーがWebサイトで用いられている文字コードを間違って「解釈」すると、「文字化け」が発生することになる。これは「0」と「1」の並びがどの文字を表すかは「文字コード」によって異なっているからである。
たとえば「明」という文字は、「Shift JIS」では「1001 0110 1011 1110」(16進表記では96BE)、「Unicode」では「0110 0110 0000 1110」(16進表記では660E)というように0と1が並んだ文字コードになる。
ソースコード | 人間が読み書きできる形式のソフトウェア |
オブジェクトコード | ハードウェア(CPU)が理解できる形式のソフトウェア (0と1のみで書かれたソフトウェア) |
来週は、このことに関して事例を挙げながら説明する。
またこのこととの関連でソフトウェアの著作権問題を論じることにする。
『2013年度経営技術の授業理解を助けるためのメモ』pp.1-10[A3-5枚]
http://sano.s2.coreblog.jp/wp-content/uploads/2013/04/2013-04-19.pdf
「製品開発プロセスと消費プロセスの連関」問題(藤本隆宏,キム・B・クラーク(田村明比古訳,1993)『製品開発力』ダイヤモンド社,p.45)は、製品コンセプト、機能設計、構造設計、工程設計、製造工程、製品構造の相互連関を理解・分析するために重要な問題である。
項目1.先週の授業内容の中の重要事項の再確認、および、先週の配付資料の残りの事項の説明
項目2.Porterの3つの基本戦略(generic strategies)
— Cost Leadership, Differentiation, Focus、および、そのことに関する事例に基づく戦略
市場的要因と技術的要因に関する分析検討 Analysis & Research of Market factors and Technology Factors |
↓ |
新しい製品アイデアの形成、新しい製品コンセプトの創造、製品計画 Product Idea Generation,Producut Concept Creation, Product Planning |
↓ |
具体的な製品設計[機能設計と構造設計] Product Design[“function design” and “structure design”] |
↓ |
具体的な工程設計 Production Process Design |
↓ |
実際の製品生産工程 Production Process |
組立型製品の技術的構造 — 素材=製品の素材型製品とは異なる技術的構造
製品開発プロセスと消費プロセスの連関
下記のような各ビジネス・プロセスを構成する諸要素の内で、「何を内部化し、何を外部化するのか?」という判断が企業の相対的競争力を大きく左右している。
競争力維持のためには、他社が模倣困難な経営資源を形成し保持することに関わる能力、あるいは、他社が模倣困難な経営資源を有することによって可能となる能力が必要とされる。すなわち、競争力維持に関わる中核的な諸要素に関わる能力としての、コア・コンピタンス(Core Competence)を持つことが必要とされる。
プロダクト・イノベーション | — | 個別製品レベルにおけるイノベーション |
プロセス・イノベーション | — | 個別製品の個別生産レベルにおけるイノベーション |
ビジネス・イノベーション | — | ビジネス・プロセスレベルにおけるイノベーション |
製品本体 | 関連製品1 | 関連製品2 | ||
ガソリン自動車 | <-> | ガソリンスタンド | <-> | 一般道路 + 高速道路(自動車専用道路) |
電気自動車 | <-> | 充電スタンド | <-> | |
↑ | ↑ | ↑ | ||
自動車会社による 製品提供 |
ガソリン販売業者に よる製品提供 自動車販売会社・ 駐車場・自宅などでの 製品提供 |
国・地方自治体による 「製品」提供 |
たとえば、自転車の利便性向上によって販売台数を増加させようとするならば、自転車専用道路の整備・拡充が有用である。これは、高速道路という自動車専用道路の整備・拡充が自動車の利便性を向上させ、自動車の販売台数増加を促したのと同様である。
製品本体 | 関連製品1 | 関連製品2 | |
CD | <-> | CDプレーヤー | SONY:PS |
DVD | <-> | DVDプレーヤー DVD録画再生機 |
SONY:PS2 |
ブルーレイディスク | <-> | ブルーレイディスク・プレーヤー ブルーレイディスク録画再生機 |
SONY:PS3 |
↑ | ↑ | ↑ | |
Sony Music Entertainmentや Sony Pictures Entertainment による製品提供 |
SONYによる製品提供 |
Competitive Advantage (競争優位) |
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Lower Cost (コストの低減) |
Differentiation (差別化) |
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Competitive Scope (競争の範囲) |
Broad Target (広い範囲の ターゲット) |
Cost Leadership (コストリーダーシップ) |
Differentiation (差別化) |
Narrow Target (狭い範囲の ターゲット) |
Cost Focus (コスト集中) |
Differentiation Focus (差別化集中) |
その結果として、ターゲット顧客を絞り込むことによって相対的競争優位を追求しようとする集中戦略も、それが対象とする製品セグメント領域においてとのどちらを追求するのかによって下記の二つに分けられる。
a. Cost Focusコスト集中戦略
b. Differentiation Focus差別化集中戦略
『イノベーションを理解するための視点』[A3-1枚]
http://sano.s2.coreblog.jp/wp-content/uploads/2013/04/d78cff049c30bc8d79348b7b1423c0d0.pdf
(1) 「製品販売による利益」(=「売上」-「コスト」)の最大化
[問題4に関連して考察すべきこと]
Appleは研究開発費率が3%であり、ソニー、パナソニック、シャープの約半分という低さである。それにも関わらず、Appleの営業利益率は19%と高い。このようにAppleが例外的である理由は何であるのかを考察してみよう。
資料2.日本における産業分野別の売上高に対する研究開発費および営業利益の割合比較 (2007 年度から2011 年度にかけての5 カ年度平均)
上記のグラフでは情報通信機械器具製造業を除いて、研究開発費率と営業利益率は比例している。
なぜ、そうした現象が生じるのかを考えてみよう。
資料3.情報通信機械器具製造業における日米の代表的企業における売上高に対する研究開発費および営業利益の割合比較
上記のグラフでは、日系IT企業の営業利益率が低く、米系IT企業の営業利益率が高い。
なぜ、そうした現象が生じるのかを考えてみよう。
そうすると下記のような表示が出てきます。
[PDF] アッターバックのドミナント・デザイン論
www.sanosemi.com/biztech/document/dominant-design-ver3-3.pdf
ファイルタイプ: PDF/Adobe Acrobat – クイック ビュー
7. (1) スイッチング・コスト. (2) 経路依存性 — 製品を取り巻く環境の歴史的規定性. (3) バンドワゴン効果 a. ネットワーク外部性に関わるバンドワゴン効果. FAX. Product Innovation. G4 FAX. G3 FAX b. 補完財に関わるバンドワゴン効果. CD CD. 12. CD-ROM …
[PDF] ライベンシュタインおよびロルフスのバンドワゴン効果論
www.sanosemi.com/biztech/document/bandwagon2011.pdf
ファイルタイプ: PDF/Adobe Acrobat – クイック ビュー
すなわち、電話網や FAX 網のように一種類の製品. (サービス)で自己完結しており、便益の …. 第1世代および第2世代の FAX は、異なるメーカー間あるいは異なる機種間での互換性がなく、FAX のやり取りをすることができ. なかった。すなわち異なるメーカー間 …
残念ながら、予定のゼミ生発表ができなかったので、来週の5月1日に「自分が面白いと思ったことや興味があることに関して、経営学部生的視点から発表をおこなう」こととした。
[調べてみよう]
高橋信頼(2012)「震災を乗り越える自治体のOSS活用 — OSC 2012 Tokyo/Spring レポート」(前編)ITpro 2012/03/29
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20120328/388126/?ST=govtech
高橋信頼(2011)「被災地、消防局、ダウンサイジング」—自治体で活躍するOSS」2011/11/29
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20111125/375080/
「日本の電子政府、本当の番付は?課題は政府CIOとクラウド活用」『日経BPガバメントテクノロジー』2012年03月29日号
「進まない電子自治体の利活用 実態とのギャップを埋める方策を-住民と自治体への独自調査で判明」『日経コミュニケーション』2011/07/01号, pp.36~41